体感!お互いさまチケットの仕組み!ペイ・フォワード記事Vol.22
福島の今を語るのに欠かせない「お互いさまチケット」
お互いさまの街ふくしま 拡大の勢い急増中
今年に入り、福島市を拠点として「お互いさまの街ふくしま」を広げる動きがますます活発になっています。次のリンクでご覧いただけるとおり、「お互いさまチケット」やシステムを導入する店舗・企業、さらにはイベントまでその数はどんどん増えています。
その種類も多種多様で、おなじみの飲食業に加え、福島ではタイヤ交換、美容室、子どものお預かり、県外ではスポーツテストまでおたがいさまチケットを導入しています。
そして、みなさんおなじみ、ゴーゴーカレー金沢本店さんも導入してくれて、お互いさまチケットやペイ・フォワードという考え方や体験の機会がどんどん身近になってきました。
福島市民ももっと体感したいはず!
こんな「お互いさまの街ふくしま」に住んでいる福島の人たち、いいな~と思いませんか?でももしかして、こういうチケットの存在は毎日のようにメディアで目にしているけれども、体験したことがない人といるのかもしれない?ということで、「体感」を重視したイベントが行われることになりました。
その名も「おたがいさまチケットの仕組みを体感しよう!~見て、聞いて、体感して、福島の今を語る座談会~」
第1回よつかどサロン座談会にて、チームふくしま理事長の半田真仁さんとともに私もお互いさまチケットについて話をさせていただきました。
イベントの会場入り口には楽しそうなチケットが登場しましたよ!一体どんな体験ができるイベントなのか、わくわくですね~
おたがいさまの社会のイメージをつかもう
「おたがいさま」の気持ちで成り立つ社会をイメージ
まず参加者の皆さんに見ていただいただのがこちらの動画です。
2014年に公開されたこの動画からは、ペイ・フォワードやおたがいさまというイメージがわきやすいです。この動画をみて感じとったキーワードを参加者の皆さんに書いてもらいました。
その結果こんなにたくさんのイメージが出てきました。
この動画の人たちは、「自分が誰かに優しくされたこと」と、「自分が誰かに優しくしたこと」という、自分の前後の関わりしか知るよしもありません。でも、全部知っている人がいますよね?そう、カメラマン。も、そうだけど(笑)神様というか、すべてお見通しな存在がいるはずです。だから、自分には知るよしもない展開が、自分のちょっとしたいい行いで広がって行っていると想像すると、もっといいことをしてみたくなりませんか?
福島での先進的な取り組みを知ろう!
次は、そもそもおたがいさまチケットはどうやって生まれたの?という誕生ストーリーや、実際に福島でおたがいさまチケットを導入している店舗の動画をみてイメージをふくらませました。
お互いさまの街ふくしまについて詳しい情報が盛りだくさんのサイトはこちらです♪
いよいよ!まちなか夢工房のパンでお互いさまチケット疑似体験
ここまでお互いさまの街やお互いさまチケットのイメージを膨らませてきたので、いよいよお互いさまチケットを実際に利用して体感する時がやってきました。
本日のお互いさまチケットを利用してお持ち帰りいただくものは、会場の目と鼻の先にある「まちなか夢工房」さんのパンやおやつです。もちろんこの店舗さんもお互いさまチケットを導入していますよ。
これまでお互いさまチケットを利用したことがあるという方は参加者さんの中に2名いらっしゃりました。そのうち一人に、今回は店員さんの役をしてもらうことに。
この日のために準備された特別なお互いさまチケットをボードから取って、店員さん役に手渡すと店内から5つのパンを選ぶことができるシステムです。この店員さんは、このパン屋さんのパンを食べたことがあるようで、「おすすめはメロンパンですよ」などとお客さんと会話を楽しんでいました。この様子を眺めている方の笑顔にもご注目!
早速食べて、実感タイム!
お互いさまチケットを利用して何かを食べるということがほぼ初めての皆さん。パンはどんなお味?そして、チケットを使ってみてどんな気持ちになったでしょうか?初めてお互いさまチケットを使った感想をご紹介します。
体感にまさるものはない!
自分事となったお互いさまチケットの存在
今回のイベントの最初のステップは、動画や講師の話から、お互いさまチケットの概要や、お互いさまの社会をイメージすることでした。その後、実際にお互いさまチケットを使ってみることで、こんな意見が出ました。
お互いさまチケットが100店舗になった社会は
お互いさまチケットについてたっぷり考え感じた二時間
お互いさまチケットを導入している店舗が急速に増えている「お互いさまの街ふくしま」。それを身近に感じるために開催されたこの企画。
そこで、締めくくりに二つの質問を投げかけました。
一つ目は「お互いさまチケットを導入している店舗が増えると、福島はどんな社会になっているでしょうか」という質問。
最初の動画を見て、「どこかにはこんなユートピアもあるかも」と思っていたものが、体験を通して参加者さんの目にはもっと具体的な将来像としてイメージできたようです。
そして二つ目の質問は「自分の生活に恩送りやお互いさまの気付きを取り入れると自分にはどんなことができるだろう?」というものでした。
さて、この二つの質問に対して参加者の皆さんからどんな意見が出たか、次の動画でご覧ください。
自分の生活でどんなことができるかという質問に「笑顔で挨拶」と書いてくださった方がいらっしゃいました。その方は、その日の朝、同じ職場だけれども知らない職員さんとエレベーターで一緒になったときに「おはようございます!」とはきはきと笑顔で声をかけてもらったそうです。そのとき、その笑顔でとてもいい気持ちになったそうです。
知らない人にも満面の笑顔で挨拶をするたけで、夕方になってもその時感じたいい気持ちを思い出すことができたし、このすてきなエピソードを他の人に伝えてさらにいいエネルギーが広がっていきました。
このように、自分ができるちょっとしたよいことをすると、それを受け取った人がまたどこかで、それをつないでくれる。それこそが、参加者さんのキーワードでいう「気持ちのギフトが次の人に繋がり輪になって広がり塊になる」という現象なのでしょうね。
参加者さんの想いをのぞいてみましょう
最後に、このイベントを通して感じたことを書き込んでもらいました。
この二時間が、福島の皆さんにとっての宝物になり、また次の人へとバトンタッチされることを願っています。