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大学生への恩贈り 大学生からの恩贈り ペイ・フォワード記事Vol.65



【ホスピタリティに満ちたお役立ちを】



10月25日に開催された、お互いさまチケット講習会。元株式会社モスフードサービス専務取締役の田村茂さんに基調講演をいただきました。

https://note.com/noriko_c_o/n/nd6184938778f


田村さんのこの日のお話の中心は「ホスピタリティ」。ホスピタリティとは、「その瞬間にためらいなく実践できる心温かい良い行い」のことです。これは私流に解釈すると、「相手に喜んでもらうために、頭で損得勘定をしてから動くのではなく、自分の心がそうしたいと願うからこそ発動する愛ある行動」です。どうやってそのホスピタリティの感性を磨けばいいのでしょうか?私が考えたのは、多くの感動体験をインプットすることと、それを自分に置き換えて行動としてアウトプットすることです。

「その瞬間にためらいなく実践できる心温かい良い行い」が、実はお互いさまチケット研修会の舞台裏で行われていました。

【学んですぐに実践された恩贈りに感動】

この日は会場に、現役大学生にして一般社団法人を立ち上げている熱心な参加者さんがいました。彼の取り組んでいる活動を紹介します。

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彼は最近福島で行われた他のイベント(現地参加・オンライン参加あり)にスピーカーとして登壇していました。私はオンライン参加だったのでいつか対面で話してみたいなと思ってたのです。その学生が来てくれていたので、これは是非懇親会でゆっくり話したいと思っていました。でも、「今月はお金がピンチ!」ということで参加しないとのこと。こういう若者にこそ懇親会でより深い話を聞いてもらいたいし発信してほしい、今こそ「お互いさまチケット」が必要だなぁと思っていたのでした。

ところが、懇親会会場に入ると、さっきの大学生が参加できるようになったといいます。なんと、会場にいた他の参加者さんがこの話を聴いて「大学生への恩贈りです」とお金を置いていかれたそうです。ご本人は参加されないのにも関わらず、です。

こういう大人がいるってなんて素敵なんだろう!お互いさまチケット研修会で話を聴いたことをすぐに実践されている、頭と心が一致しているかっこいい大人です。いえ、研修を受ける前からきっといつも行動されていることでしょう。とっさの出来事でぱっとお互いさまの行動に移すには、日常生活でお互いさま感性を磨いている必要がありますからね。

私も「誰かが」なんとかしてくれたらいいな、ではなく、「私が」なんとかします、という真のギバー(Giver:与える人)になりたい!と思わせてくれたワンシーンでした。

ちなみに、この大学生が気に入った田村さんからのメッセージは「優秀とは、優しさが秀でるということ」だったそうです。そういう風に考えたことはない、と感銘を受けていました。彼は「世界一のギバーになる!」という大きな志を持っています。そんな彼がこういう粋な計らいをしてもらったとなれば、「世界一のギバー」の心に火が灯ったのではないでしょうか。今度は彼からどんな恩贈りワールドが広がっていくのか楽しみでなりません。


【世の中をお互いさまが透けて見える眼鏡で見てみよう】



様々な方が実践されているレベルの高いホスピタリティのストーリーは,それを体験した人のみならず、見聞きした人の心にまでも温かい火を灯してくれます。だからシャワーを浴びるように、質の良いホスピタリティのストーリーを沢山聞いたり、自分で探そうとしたりすると世の中が「ホスピタリティ」や「おもいやり」で溢れているように感じられてきます。

田村さんは「ぼくはこういう感動体験によく出くわすんですよね」とおっしゃっていました。それはホスピタリティ精神の田村さんが磁石のようにそういう体験を引き寄せているのと、田村さんのトレードマークの眼鏡がホスピタリティ精神の感動体験にぴぴっと反応して発見しやすくしているのと、両方あるのではないかとふんでいます。

そしてホスピタリティの感動体験を目の当たりにして、心と体の隅々までその感動がしみこんでいくと全身全霊が熱くなるように感じられます。その感覚のまま、「自分はどんなことで人のお役に立てるだろう?」、「自分ができることの中で人に喜んでもらえることはなんだろう?」と常に考えて行動に移していくと、自分なりのホスピタリティ感性が磨かれていくのだと思います。だから、他の方と全く同じことをする必要はないと思います。自分の中から込み上げてくる「人のお役に立ちたい」という感情を「いきがい」にして生きていけたら、こんなに幸せなことはないですね。

ご本人の許可を得て、高橋くんと個人的に繋がりたい方のための連絡先をお知らせします。



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