そろそろ、マレーシア旅のはなしを。クアンタン編
COVID-19による引きこもり生活が続き半年くらい経った2020年8月。ちょうど州間移動がOKになったタイミングで、海を見てみたくなった。
そうだ、クアンタン行こう。
クアンタンとはどこでしょう?「地球の歩き方 2019年~2020年版」から引いておく。
パハン州の州都クアンタンは、デサルからコタ・バルまでの半島部東海岸のほぼ真ん中に位置している。コタ・バルまで続くビーチの海岸線が始まるポイントでもある。
(p.277より引用)
これでは全くわからないと思うので、Google Mapsにて位置関係の確認を。
赤く囲ったところがクアンタン(目的地であるチェンペダ・ビーチ)、
左側の黄色いフラグが立ちまくってるのがクアラルンプールと居住地であるセランゴール州、
青がシンガポール、ピンクがマラッカ。
距離にして265km、ストレートで行けば3時間強。
文字通り、マレー半島横断の旅ですな。
車の運転も慣れてきたし、長距離ドライブに挑戦してみるか…
265kmがどのくらいの大変さか想像もつかない長距離ドライブ初心者でしたので、超ゆるゆるの時間設定で向かうことにした。ちょうどおひるどき、サービスエリアでランチ休憩しよう!と。
それがこちら。ローカル感満載。
日本人はおろか、中華系マレーシア人ですらほとんどいらっしゃらなかったのではなかろうか…
時期も時期で、8/31の独立記念日周辺だったため至るところに国旗が掲げられている。
ここで食べた絶品激安ナシレマ
ナシレマとは、ココナッツミルクで炊いたごはんに、ゆで卵、キュウリ、煮干しみたいな小魚(イカンビリス)、ピーナッツ、仕上げは旨辛調味料サンバルソース(写真の赤いやつ)を合わせたマレーシアの国民食。ゆで卵がデフォルトでついてくるくせに、卵に目がない私は目玉焼きをオプションでつけてしまっている苦笑
これでお値段、RM3≒75円。
目玉焼きつけなければ、RM2≒50円也。
正直こういうところの食事は…と思わんでもなかったが、その心配を凌駕するうまさだった。秒で完食。
順調に運転を続け、途中、チェラー・ケーブに立ち寄る。
「地球の歩き方 2019年~2020年版」によれば、「クアンタン郊外最大の観光スポット」「岩を削って造った9mの長さの涅槃像があり、神秘的なムードが漂う場所」(共にp.281より引用)とのこと。
Sleeping Buddha(涅槃像) Goって言われても…
それよりこの絶景よ。
Sleeping Buddhaに至る前。
まだ記事にできていないが、カンボジアのプレアヴィヒア寺院を思い出す。
この洞窟を去る運転中、思わず車を停めて撮ってしまった。
そうこうしてやっとこさ、この旅のお宿ハイアット・リージェンシー・クアンタン・リゾートに到着〜
ハイアットと言いつつ、比較的良心的なお値段で泊まれるのが、マレーシアのいいところ。
テレビつけたらこんなニュースが目に飛び込み、びっくり。
潰瘍性大腸炎、英語では"incuravble ulcerative colitis"と言うのだなぁ。
それはさておき、念願の海へ。
おお。
蒼い。空も海も風も。すべてが。
長距離運転で疲れていたようで、この日は早々に就寝。おかげで翌朝、美しい朝陽を拝むことができた。
やうやう白くなりゆく海ぎは、笑
これだけ見たら夕陽のようだけども、実はまだ朝の8時前。
朝ごはんを存分に堪能してから(私はホテルで食すバイキングに目がないのだ)、またも浜辺に出る。
これで9時半くらい。
もう既に暑くてたまらない。
今日はホテルに篭る気もなく、パンダン滝, Pandan Water Fallへ出かけた。こちらも人気スポットらしく、たくさんの方が思い思いに楽しんでいらっしゃった。
ランチは、どーしてもここで食べたかった肉骨茶、バクテー。「地球の歩き方」に載ってたんで。
ホテルメガビュー近くにあるバクテーが名物の中国料理店ケダイ・コピ・ジャラン・ブサール(天皇肉骨茶)Kedai Copi Jalan Besar (中略) は、地元の人気店。豚足、豚の腸などのモツが入ったバクテーが名物。できたてでアツアツの漢方がよく調合されたスープとともにいただく、かむごとに味わいのある肉が格別だ。
(p.278より引用)
ぐぉぉ…うまそう
漢方ということもあってかスープはすごく濃い色をしているが、ごはんにかければさらさらっとかきこめてしまう。肉骨茶、バクテーは、マレーシアに来てからハマりにハマった料理でありそのうち、訪問した20以上の店舗について纏めてみるつもり。
閉店間際だったが、入れてくださってこころより感謝。
ホテルに戻るとこの日の夕暮れも、息を呑むような美しさ。
部屋にいる場合ではないな!
月が出ておる。
凧上げをされている。
はぁぁ…ため息しか出ない。
君は毎日、こんな景色を見てるの?
マレー半島東側の素晴らしい海を見に行くという目的を達成できて大満足の旅でありました。
で結局、帰りもサービスエリアののナシレマッを堪能し、ココロもハラも満たされたのでありました笑