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エッグタルトあれこれ Hong Kong, Macau & Malaysia

甘いものを積極的に口にしなくなって早10年近く経つ。
大学生の頃は、ヒルトン大阪の最上階にあるレストランで繰り広げられる、ケーキバイキングに授業をサボって参戦していた。もちろん朝昼夜抜き。腹がはちきれるくらいまでケーキを貪るためだけに。
チョコレート
も大好きだった。ちょうど1月後半から2月半ばのバレンタイン直前、デパートで、特にヨーロッパの有名ショコラティエがつくる高級チョコが席巻していた時代。まんまとマーケティング戦略に踊らされていた中堅社会人の私。
心を入れ替え笑、節制するようになって久しい。



それでもふと思い出したように、たべたくなるものがある。
エッグタルトである。


香港とマカオには何度か訪れているのだが、やってること自体は観光然としておりそのまま書いても全くおもしろくないので、エッグタルトを切り口に当時を思い出してみることにした。あともちろんマレーシアも。




Hong Kong, 奇華餅家

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このときは中環(セントラル)で宿を取った。所謂ビジネスホテルタイプ。朝食は近くの粥屋で摂った後、近くに奇華餅家, Kee Wah Bakeryがあることに気づき、瞬殺でお持ち帰りを決めたエッグタルト。

ホテル備え付けの、味も素っ気もないコーヒーがお供ではあったけど、

(*´ω`)


ふわふわとサクサクのあいだに魅了されること風の如し、林の如し、火の如し、山の如し…

これで今日も1日いい日だー!!!

…この後すぐ、日本に向けて発つんだが。( ;∀;)


当時買いに走った店舗は閉店しており青くなったが、支店は香港のあちこちに健在な模様。よかったよかった。また行くぞ。



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こんなところで無粋だが、後から読み返して気づいてしまったので訂正。
写真を見る限り、袋には奇華餅家ではなく泰昌餅家の文字。

記事自体は書き換えずにこのままで。m(__)m
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Macau, Margaret's Café e Nata 

こちらは以前記事にした。

何個たべても悶絶する。焼き加減といい、生地のホクホクさといい。できたてを買ってすぐに、たべられるお手軽さもいい。
いつまでも途絶えない人だかりに納得。
大学時代の私なら、無限エッグタルト地獄にハマるところであった。

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マカオは私にとって、エッグタルトを買いに行くためだけに存在する。




で、今住むマレーシアである。

当地でも、絶品エッグタルトに出合える。
以前のマカオの記事では確証もなく時系列も考慮せず、マラッカがポルトガル領であった一事のみで、ポルトガル人がマレーシアにエッグタルトをもたらしたんではないかという妄想を披露しているが、あながち間違いでもなさそう(まだ調べ中)。

おかげで現代の今でも、ふっつーにパン屋で買える。有難や。

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ワタクシ、この、奥に見ゆる、卵の黄身と白身とハムをマヨネーズで和えた具をコッペパンにはさんだやつに目がない。基本パン屋ではこれしか買わない。なければ何も買わずにパン屋を去る。
その片割れには必ずエッグタルト。

この黄金コンビに、何度救われたことか…




一方、最近ぞっこんのふあふあエッグタルト。

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見た目から想像できないくらい、ふ(ふですらない)、ゆるゆるの中身がまたやみつく。

プリンをたべているかのよう。
これを口福と言わずして、何をか況や。




さてここも、無視できない。
クアラルンプールから北へ約200Km、ペラ州は美食の都、イポー。
ホワイトコーヒーの原点、南香茶餐室、Nam Heong。


そういえばエッグタルト、マレーシアでは飲茶デザートの定番でもあった。中華系が多いペナン島、イポーも例に漏れず。

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あっホワイトコーヒーに焦点当てすぎ…


こっちこっち。

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ポルトガル人によって伝来したものか?と思いつつ、これだけ写真を並べてみて、表面の焼き具合に特徴を見る。

焦げ目あり:ポルトガル風
焦げ目なし:英国風?(香港&マレーシアは元英国領)

その味のみならず、歴史的にもここまで奥が深いとは…

エッグタルトにハマってしまった気がしてならない。



※香港・マカオは2016年1月のおはなし。
 イポーは2018年1月&6月のおはなし。



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