関係詞を使い倒す
私の英語の原点、受験英語では王道とでも言いますか。
関係代名詞/関係副詞/複合関係詞。
”which”か”that”かを問う穴埋め問題、
与えられた二文を関係詞を使い連結させる書換え問題、
関係詞を用いないとつくれない和文英訳問題。
それはもうバラエティに富んでいる。出題する側としても、問題を考えやすいに違いない。
中高である程度鍛えたのが奏功しているのかは定かでないけれど、英語で仕事をしている今、めちゃくちゃ重宝しているよ、というおはなし。
継ぎ足し継ぎ足しが永遠に可能
とりあえずパッと言ってみたものの、これじゃ説明不足やん!(゚д゚)!とハッと気づいたとき。
(パッと言った前の文), which means ...
と繋ぐ術を覚えた。関係代名詞whichで前の文全体を受け、meansで追加の説明をしていく。で、その途中でとりあえずパッと言ってみたものの、これじゃ説明不足やん!(゚д゚)!とハッと気づいたとき、また
(パッと言った前の文), which means ...
で繋ぐ。そう、永久に後付けしながら話すことができる魔法の言葉、それが関係詞。
日本語だと、「~けど、」「~っていうか、」を延々と連ねて喋る場面がしっくりくる。最近発掘した横山カズ著「英語”瞬発”スピーキング」に例文が載っているので引用しておく。
I went to Kobe the other day and met my old friends, which was a great time because we had such a nice conversation, which I want to do some time soon again, which could be pretty difficult though as my job usually does'nt allow me to do it, which I hate.
この前神戸に行って昔からの友達に会ったんだけど、それがすっごく楽しかったんだ、っていうのも話しててほんとに楽しくて、そしてそれをまたやりたいんだ…そしてそれが結構難しくはあるんだけど、っていうのも仕事の方が許さなくてね、それが嫌なんだけど。
(p.47から引用、太字筆者)
親しい友人とのざっくばらんな雑談の中での一コマであろう故、”, which”のみ、途中に”because”もはさまっているが、この例文でなんとなくイメージは掴めるかなと思う。関係詞が、こんなにも自由に、気軽に、追加で言いたいことをポンポン継いでゆける技なんて、誰も教えてくれなんだよ…
参考文献その2、Z会の文法書も紐解いてみた。関係詞に20ページ弱割かれているが、「関係代名詞の非制限用法」というのが、上記<カンマ+関係代名詞>で表されるやつらしい。
いや、そんな難しく言わんでも。
よくこんなの、10代の中高生に教えようと思うよねぇ。
「君たちが友達と喋るとき、『けど』やら『っていうかー』やら使ってずーーーーーっと会話が続くでしょ。あれといっしょやで」って言えばストンとハラオチしないかなぁ。本質とともに。