違和感の正体
今年のGWは久しぶりに、高校来の友達と海外旅行ヘ行ってきた。私がマレーシアにいるあいだ彼女も上海駐在だったり、海外出張もお手のものだったりで、旅慣れていて気安い人なんやけどもそこはかとない違和感を覚えたのでその記録。
単に、彼女のスタイルと私のが違うよねというだけの話なんですが。
目的地に一直線に向かうことがいいことなの?
今年のふたりの目的地は台湾。
初日から2日目にかけては、人生初となる星のや宿泊をいきなり外国(台中)にしてしまい、文字通り人里離れた桃源郷を心行くまで堪能した。
さすがにこんな贅沢なところ、連泊したら財政破綻する泣ので、2日目と最終日は台北で激安グルメや夜市を楽しむことに。
台中から台北へは台湾新幹線で移動、およそ1時間で台北駅に到着。かねてより、行ってみたいなとチェックしていた牛肉麺屋さんが歩ける距離にあったので、Google Map片手にウロウロ。
こういうとき、GPS Onにしていても逆方向へ平気で向かうのが私。
さすがに見かねて、「いやいやそっちじゃねーし」との心の声が聞こえてきそうな殺伐とした雰囲気を醸し出す友人…
いや別に、スケジュールがびっしり決まったツアーじゃあるまいし、Google Mapに言われた通りまっすぐ、目的地へ向かわないといけないんだろうか。
多少迷ったとしても、Google Map見てるだけじゃ見つからない別のお店を発見してしまうかも知れないし、もしかしたらそっちの方がよかったりするのかも知れないし。
偶然に身を委ねる、受け入れるってのも旅の醍醐味ちゃうんかなぁ。
と思ってしまったのがひとつ。だめ?(´・ω・`)
インスタやことりっぷに載ってるところに行くのがいいの?
ふたつめも根っこは同じな気がする。
見出し画像は、彼女が行ってみたいと言っていたレストランで日本人には有名?らしく、何組もの日本人が行列をなしていた。
彼女の場合、インスタで見かけて気になっていたらしい。そういうSNSの類は一切やらない私、せっかくの海外にも関わらず日本人に囲まれているという状況も相まって、また?がむくむくと…
インスタとか、ガイドブックに書かれてあるところに行くのがいいの?
それってオススメしている人の好みに合ったからオススメしているだけであって、自分に合うとは限らないのでは?
私とて、Google Mapのレビューを見た上で
「あっこのカフェ/レストランよさそう」
「このホテルよさげじゃね?」
ってチェックつけておくので、似たようなもんと言えば似たようなもんなんだが。見てる媒体が異なるだけで。
でも、諸手を挙げて
「このインフルエンサーさんがいいよ!って言ってたから行ってみたいの!(*´ω`*)」
って言われると、はぁ?そんなの旅じゃねぇ!と反抗したくなってしまうのである。
単なる天邪鬼なのか私は。
これでも昔は、ことりっぷ海外版を買い漁っては、「こんな素敵な旅がしてみたいー(*´ω`*)」って思ってたのにね。どんどんひとりで国外へ出るようになって、または研修員駐在員としてマレーシアに住んであちこち出かけるようになって、誰かのオススメに従う旅が物足りなくなってきたようだ。
もう私には、地球の歩き方も、ロンプラも、ことりっぷも要らないな。
自分なりの地球の歩き方やロンプラやことりっぷがあればそれでいい。