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お世話になった英語学習のための本たち〜お蔵入りから不死鳥の如く復活編

ピンと来て買ったはいいがめでたく本棚の肥やしとなってしまっている4冊について、昨日言及した。

自分なりには、英語教材によくある付属CD、これを聞く手立てが今のマレーシア生活にないからと結論づけてみた。が、本棚から引っ張り出してよくよく読むと、出版社のホームページとかからMP3ファイルがダウンロードできるやないかーい!!スマホ全盛の時代、それが当たり前っちゃ当たり前なんだろう。自分の考えが古かった。

という訳で、その後の顛末を記しておく。




フォニックス<発音>エクササイズBOOK

Brightureで昨年11月から英語学び直しをするにあたり、発音矯正のクラスで教わる”Phonics”ってなぁに?と思ったため、マレーシア紀伊国屋書店で勢い込んで買ったもの。
アルファベットの読み方から始まって、30日間で母音から子音まで網羅できるようになっている。

MP3ファイルにして58個、ええ、全部聞きました。
CD1枚分ってことは、せいぜい1時間くらいなんで。
聞き通して思ったことふたつ。


◆ ひたすら、ネイティブの発する単語をリピート。メトロノームの規則的なリズムに乗って。

上記Amazonのレビューには、「リズムを意識しなが単語を発音するだけで文章の音読は一切なく、退屈」といった星ふたつコメントも見られる。私は発音の練習ってそんなもんやろと思ってるけど如何でしょう
スポーツでよりよくプレーするための筋トレやストレッチであったり、
ピアノでよりよく演奏するためのバイエルやツェルニーやブルグミュラーやハノンのようなもんでは?

こういう単純作業というか、反復作業が苦にならない性格であるが故に、そう思うのかも知れない。ストイックな、無味乾燥なエクササイズはやだ!飽きる!けど発音なんとかしたい!という人は、Brightureで習ってください。笑


◆ 英語で読む国名な!アメリカの州名な!日本語と違いますから!

30日間のエクササイズとは別に、月名や数字、国名、地名、アメリカの州名が別立てのコラムとして登場する。これがもう目からウロコがボロボロボロと零れ落ちた。

だって、今も聞き続けているBBC Global News Podcastを更に理解するには格好の内容だから!


最近大きな地震が起こり甚大な被害を被ったハイチ。

スペルは”Haiti”で、日本語で”ハイチ”と言いたくなるけど全く異なる。
また、反政府武装勢力タリバンが政権を掌握したアフガニスタンも同様で、アクセントといい発音といい、"Afghanistan”としか表しようがない。

日本語とあまりにも違い過ぎる国名や地名が聞き取れるようになるだけでも、ニュース英語の理解力は高まるんじゃないかな?



横山カズ パワー音読・瞬発スピーキング

残念ながら「瞬発スピーキング」はCDのみのようだったけど、以下2冊、スマホで聞けるようになった。

「パワー音読入門」のUnit1の例文その1だけやってみたら、すごかった。

やり方としては以下、6ステップを推奨されている。

Step1 チャンク音読
Step2 ノーマル音読
Step3 ささやき音読★
Step4 和訳音読
Step5 感情音読★
Step6 タイムアタック音読★

その中でもeye-openerだったStep、★つけたみっつについて。


◆ ささやき音読

こんなの初めて。ささやきながら英語喋る?なんじゃこりゃ。
目的は以下のよう。

日本語は母音中心の言語です。
(中略)
英語で話すときは余計な母音を意識して排除し、子音をしっかり発音するようにすると、より英語らしく、通じやすくなります。
(中略)
ささやき声で読み上げてみると、母音はあまり響きません。その状態で話すには子音に頼るしかないのです。

(p.43から引用、太字は筆者)

た、確かに…アイディアが斬新すぎ。


◆ 感情音読

「感情と英文をつなぐ」Stepだそうでこれは、前述のBrightureにも通じるものがある。
Brightureではレッスンの一環として、会話調のパッセージを音読することがあるが、登場人物になり切り感情移入しながら喋ることが求められる。というか、そうした方が大概うまくいく。もう本当に、英語を発するときは別人格であるかのようにやり過ぎなくらいがちょうどいい。笑


◆ タイムアタック音読

パワー音読の真骨頂であろう。
「英文を脳に叩き込む」ため、制限時間5分で感情音読を可能な限り速く何度も行う。これまでのStepで意味がわかるようになってきた英文をひたすら、早口で喋りまくるってこと。

できるだけ速く話すには、Brightureのレッスンで未だ苦しんでいる音の脱落・連結をせずには実現しないことが腹の底から納得できた。例えば”what I can do”なるフレーズを一語一語発話していては、到底スピード感が落ちてしまう。

スピード、時間制限大事。Readingにも是非とも応用すべし。



昨日までは見向きもしなかった学びの道が、目の前にさぁっと広がってゆくのを感じた1日だった。目新しいやり方はいつも、私をワクワクさせてくれる。
「パワー音読入門」に載っている45の英文をささやき、感情を乗せ、自分の限界に挑戦するように高速で発話することで、また次の自分に出会えるのがめちゃくちゃ楽しみでもある。



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という訳で、英語学習用の書籍に関するおはなしは、これで一旦おしまいにします。続けて読んでくださった方がいらっしゃいましたら、恐悦至極にござりまする。m(__)m




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