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Go with the Flow

go with the flow とは:
be relaxed and accept a situation, rather than trying to alter or control it.
流れに身を任せる



10日程前に”Shang-Chi”を観てからずっとトニー・レオン沼にハマり続け、過去の出演作品の予告編なりお纏め動画なりとある場面の切取り動画なりをYouTubeで怒涛の如く漁って来たけれど、ここで漸く、一息ついた。というより、こんな細切れのつまみ食いを延々やってんじゃねぇよ、ちゃんと本編を観ないとな!という気分にやっとこさ至っただけである。


で、最近は、インタビュー動画を見ている。
2021年9月に公開されたこれが最新か?

この人の母語は広東語なんやなーとつくづく(香港出身なんでそりゃそーか)。流暢に話せても英語は英語、第二外国語であるのやなぁと。なので、中国語はかじってるけど広東語を学んでいる訳でもない現状、ほぼ「語学学習」としての動画視聴にはなり得ず、趣味で見てるだけに成り下がっておる。英語字幕を瞬時に理解しないといけない、という意味では役立ってるのかも知れないが。笑




で、彼が話す慣れない広東語の”音声”と、字幕として現れる英語字幕読解にジタバタしていたところ、今回の見出し画像&タイトルの


Go with the Flow


がふいに目に飛び込んで来たもんだから意識が飛んだ。




え…

これって前にどこかで…






栗秋さん!

冬のデナリ、アラスカ!




ビビビッと脳内で、シナプス結合が起こった気がした。






…ここで、私の記事を読みに来てくださっている素敵な方々、もしくは偶然通りかかった方々の大半はポカンとするだろう。
栗秋さんって誰や。



この方です。

栗秋 正寿(くりあき まさとし、1972年8月15日 - )は、日本の登山家。冬季アラスカ山脈登山の第一人者。冬季マッキンリー単独登頂(世界で4人目、史上最年少)、冬季フォレイカー単独登頂(世界初)、植村直己冒険賞受賞。

(上記Wikipediaから引用、太字は筆者)



ちょうど今から1ヶ月程前、敬愛する北極冒険家である荻田泰永さんが、これまた敬愛してやまないノンフィクション作家の角幡唯介さん、登山家の栗秋正寿さんを迎えてのトークショーを見たばかりで、noteにもその感想を書いた。

この中で、栗秋さんが仰っていて印象に残ったことどものひとつが”Go with the Flow”
自己引用をお許しいただきたい。

夏場でさえ相当厳しいであろう北米最高峰デナリ。この対談中も話題に上っていたけど植村直己が消息を絶った山。ここに冬場にひとりきりで登られていた栗秋さん。その圧倒的な自然の前に、人間ができることなんてちっぽけであることを十分自覚されていて、何度も言及されていた。それを英語では、”Go with the flow”と表現するそうな。
流れに任せよ、なるようにしかならんから、とでも言おうか。




それからたった1か月後に、世界的な俳優であるトニー・レオンの口から(英語字幕だったとは言え)同じフレーズを聞く偶然に、痺れた。



計画的偶発性理論(Planned Happenstance Theory)も最近知ったけど、通ずるものがある気がする。




トニー・レオンがここまで来たのもただ、”Go with the Flow”
栗秋さんが北米アラスカ三山冬季単独登頂に挑み、デナリ(マッキンリー)とフォレイカーに成功したのもただ、”Go with the Flow”




ついつい、流れに掉さす気持ちになるけれども、実は身を任せてもよいんだろうか?

こないだ頼んだ栗秋さんの著書がもう手の届く範囲にあるので、早く読んでその答えを知りたい。
…いや、答えはこの中にないのかも知れない。自分自身の中にしか。


もちろん荻田さんや角幡さんも忘れてはいない。彼らの言葉も、熟考するきっかけを与えてくれる。





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