マレーシアヘ行ってきました
マレーシアからの本帰国後はひたすら、国内にフォーカスして旅して来た(1年も経ってないのに沖縄や箱根へは各々3回ずつ行った笑)。しかし遂に、かの地へ降り立つことができた!嬉しいよー泣
たった2日半だったけれど、振り返っておく。ひとときの楽しさと、一抹の寂しさと。
ほぼ通常運転
以前は海外旅行といったら、Skyscannerで格安航空券を、Booking.comで格安ホテルをそれぞれポチれば、パスポートとクレカと着替えだけ持って羽田へGo!というお気楽・お手軽スタイルだった。それがCOVID-19のせいですっかりご無沙汰となってしまったことで、柄にもなく緊張した。
「パスポート持ったか?!」
「持ってくもんはこれで全部か?!」
「出入国時の手続きは大丈夫なんか?!」
何度も何度も現物を指差し確認したし、日本、マレーシア両国の外務省や厚労省のホームページを何度も何度もチェックした。
しかし。
そんな心配を吹き飛ばすには十二分に、あっけない出入国。
帰任時とはえらい違いでございました。特に日本入国時ね。アプリをインストールさせられたにもかかわらず紙持たされて、成田の中を延々スタンプラリーした1年前が懐かしい。
それだけ、COVID-19以前の状態に戻りつつある、ということなんだろう。
それはマレーシア国内の様子にも表れていて。
見たところ、マスク着用率はざっくり6~7割だろうか。思ったよりはしてるし(中でも中華系が多め)、思ったよりはしていないという感じ。
ショッピングモールや、屋台が集まったホーカーセンターでさえ、出入り口付近に検温器や、入店追跡用のQRコードがあったがきれいさっぱりなくなっていた。
また日本だと考えられないと思うけど、pandemic真っ最中、特にショッピングモール等出入り口が複数ある店舗では入り口と出口が固定されており、どちらか一方通行になっていたのだが、それも完全撤廃。
COVID-19によるMCO(Movement Control Orcer, 活動制限令、所謂ロックダウン)の痕跡は跡形もなく、ホンマにそんなことやってたっけ?夢やったんちゃうの?とくらくらきた。
このごはんをたべるために
赴任中、魅惑のマレーシアごはんにハマりにハマりたくさん記事を書いた私。
この旅路、どう2日半を過ごすか計画するにあたって核となるのは食事以外に考えられず…
深夜便に乗るから早朝、しかも平日の朝に着く訳で…てことは、土日営業してへんあそこの中華麺かあそこのナシゴレンにありつけるかも!!
ほしたらお昼はナシカンダーかな~
いやチリパンミーも外されへんし~
シンプルにチキンライスもいいよねぇ~
肉骨茶もかっこみたいところでもある…
うわーん、何故に我らの胃袋をただひとつしかつくらなんだのか、主よ…
無限にたべつづけられる胃袋がほしかった。この2日半だけでも。
では、たべものアルバムを始めようか。
1日目
これよこれぇぇぇ!!!
国民食ナシレマッ、the マレーシアの朝ごはん(右上)。ココナッツミルクで炊いたごはんに、赤い旨辛サンバルソースをからめ、卵(ゆで卵だったり目玉焼きだったり)、小魚(イカンビリス)、キュウリ、ピーナッツ等がついてくる。
左下はcucup udanといい、海老のかき揚げを想像してもらえれば。甘くない駄菓子のひとつ。
これで合計RM3.5やったから…ざっくり100円。マレーシアも物価が高くなってきたと聞くが信じられない。
お昼はナシカンダー、おかずは何でもありのバリエーション∞カレー。
3年半の赴任中「この店以外は勝たん」と思ってたところに行けて、ご満悦。
からの!まさかのハシゴナシカンダー!
右上に見える赤いカタマリが、ヤギの肉だそうな。生まれて初めてたべたわ…ラムのような、でもラムよりは「動物の肉をくってる」感がすごかった(まずいという訳ではない)。
夜は、アロー通りといって観光客向けの屋台通りへ。
pandemic中に訪れてみたことがあるが、もちろん閑古鳥が鳴いていた。それが今やこの大賑わい。
喧騒の中、南国の風に吹かれながら飲む、うっすいビールはこれまた格別でして。
2日目
この日は、1日目からつきあってくれている、現在研修生として派遣されている先輩女子、今でも英語を習っている中華系マレーシア人女子の3人で朝ごはん。行列のできるワンタンミー屋さんだ。
「雲吞麺」と聞けばエビのワンタンがのったスープ麺を想像する人が多かろうが、マレーシアではチャーシューのせの汁なしも人気。
ごはんが運ばれて来るのを待つ間も、たべてる間もたべた後も、話の花が咲きまくる女子3名。とはいえ人の出入りが激しい人気店、しかも屋台で長居するのは気がひけるようで、中華系マレーシア人女子先生はちょっと居心地悪そうにしていた。けど店員のおじさんは全く意に介せず。なんなら「飲み物おかわりする~?まだまだお喋りするよね~」なんてのんびり聞いてくる。
こういうの、ええわぁ(*´ω`)
結局この後もずっと、近くのカフェでだべっており大したものは口にせず…
だもんで、カフェを出てふたりと別れてから、間食の誘惑が…
無限胃袋を所望してた割に、大したもんくってねーじゃねーか…
と気づき、背徳の夜ナシレマッ。
照明の具合で気味の悪い色になっているが、サンバルソースがとってもよき仕事をしていた。
3日目
朝、ホーカーセンターにて、先輩女子とチリパンミー&飲茶を。
これにてマレーシアごはんにお別れを~
(T_T)/~~~アデュ-
往路は断った機内食も、帰路ではしっかりいただいた。好き嫌いわかれるんじゃないかと思うが、私は割と機内食がすき。
もちろんお夜食も☆
あなたに会いたかったの
2日半という短期戦ではあったのだけど、会っておきたい人(日本人もローカルも)の顔がたくさん浮かんでは消え…正直どーしたもんかと、思考停止状態に陥った。まぁでも、詰め込んだスケジュールは破綻するのがオチやし(特にマレーシアでは)、結局消化試合になってしまっておもしろくないので、単純にふたりに絞った。
先輩女子
何となく私が御芳名を覚えていたので繋がった御縁であり、こんなに長いことこの人と一緒に過ごしたのは初めて。しかし久しぶりに、キモチノヨイ人と出会うことができた。明日から真似したいことがいっぱい。
人の話をよく聞く。しっかり聞いてる素振りがちゃんと伝わって来る。年下からすると、年上の人にそういう態度取ってもらえるだけで「〇〇さん…💕」てなる。
行動力・好奇心が半端ない。もともと「赴任中はローカルごはんをたべまくり、マレーシア人の友達100人つくる!」と公言されているくらい。ヤギ肉ナシカンダー然り、「よくそんなとこ行けるよね…」とローカルの友達にすら言われるレストランへ突撃しているらしいし、先日のCNY、旧正月も中華系の友人宅に招かれ本場のお祝いを体験したらしい。
自分も手広い方かと思っていたけど上には上がいらっしゃるもんだ。というより、彼女は「浅く広く」の極みかと思われるが対して自分は、「深く狭く」の極みかも知れんと思った(一旦ハマると、あまり浮気せずにつきつめようとする)。
普段の顔と笑顔のギャップが激しい。目尻をくしゃくしゃにして笑う人。そんな人に悪人はいないかと。
中華系マレーシア人女子の英語の先生
6年程前、研修生時代にに紹介されてからずっと、彼女に英語を習っている。赴任の切れ目が縁の切れ目で止めてもよかったんだが、お互い何となく気が合い、国境や時差の壁を越えておつきあいが続いている。今はもう、「先生」というよりは私の英語学習の「伴走者」といった感じ。
基本対面でのレッスンだったけどもCOVID-19によるロックダウン以降、オンラインでしか会ってない。face-to-faceで会うのは3年ぶりだ。
オンラインレッスンで毎回話をするのに、
オンラインレッスンで毎回話をするからこそ、
話のタネが尽きることがなかった。もちろん英語only。
数時間近く英語だけでコミュニケーションを取り続けられた、しかもそれ程ストレスもなく、ってことも、この6年の成長を感じられて感無量。特に語学に関しては、日常会話くらいであれば始めるのに遅すぎることはないかなと思う。
ありがとうございました!
終わってしまった。
短期間だったし、今の日本はマレーシアと真逆の気候であるし、なんか行ったことが信じられない。大したことはしてないけど、夢のような滞在だった。
本帰国してから少し時間が経っていたこともあってか、見慣れた場所でも心なしかよそよそしく感じることもあり、円満に別れた元カレ・元カノに再会して「あぁもうこの人とのことは過去の話なんやなぁ」と目が遠くなる、みたいな気持ちに…
だからか、別に「帰りたくなーい」とはならなかったのだ。酷暑・極寒・花粉を避けるための魅力的な旅行先であることには1mmも変わりないけどね。
そしてこのパスポートと一緒に海外を旅するのもこれが最後。今年で期限が切れるので。
海外ひとり旅に目覚め主に東南アジア各国のスタンプラリーに勤しんだかつ、マレーシアの就業ビザもふたつある、なかなかに思い出深いパスポート。
円安なのがかなり痛いけど、海外旅行自体はほぼ問題ないことが身に染みたのでとっとと切り替えとこ。
さて、次はどこへ行こうかな?!!