そうだ、Chicken Riceの話をしよう、その2~マレー系レストランにて
愛してやまないマレーシアごはんの中でも更に愛してやまないごはんがあります。
チキンライス、Chicken Rice、鶏飯、でございます。
昨日からチキンライスを巡る私の冒険を綴っています。その2。
チキンライスとは何かと言いますと
「地球の歩き方 マレーシア・ブルネイ 2019~2020年度版」では以下の記述となっています。
海南チキンライス Hainan Chicken Rice
鶏をまるごと茹で、その茹で汁で炊いたご飯に、鶏を添えて食べる。ソースをかけた鶏はとてもジューシー。
(太字筆者)
日本のチキンライス(鶏肉とごはんを炒め、トマトケチャップで味付けしたもの)と区別するためかわざわざ、「海南」とあることからもわかるように、もともと中国は海南省よりマレー半島に渡来した中国人が考案した料理と言われています。それがどうやって他の民族にも広まったのかは定かでありませんが、過半数を占めるマレー系はほぼイスラム教徒、約1割を占めると言われるインド系はヒンドゥー教が多数、共に口にするものに対して禁忌がありますね。
前者は豚がダメ、後者は牛がダメ。
となると、鶏は、広く受け入れられやすい食材ということになるでしょうか。
ニワトリや卵がダメっていう宗教や文化、ほとんど聞いたことがありませんから(もちろん例外はあるようです)。
という訳でマレー系チキンライスをご紹介。
Nasi Ayam Hailam
マレー語でNasi = 米、Ayam = 鶏、です。Hailamも心なしか、海南と似てますね。
働いているおばちゃんたち(漏れなく不愛想。笑)もマレーの方たちなので、きっちりハラル(イスラム法的に許されたもの)なんでしょう、来店客もマレー系多し。
マレー系チキンライス屋と呼ばずにはいられません…!
活動制限令中のある日、お持ち帰ってみたのがこちら。
( ̄┐ ̄)
このお店はいつも、少し胡椒の効いたスープがついてくるのですが、たまーに無性ーに飲みたくなる中毒性があります。
また、中華系だろうがマレー系だろうが、「鶏飯」「チキンライス」と名のつくものを頼めば、申し訳程度に必ずキュウリが添えられています。何故かここのがいちばん、Japanese キュウリだと思います。味といい色味といい。
お店に行ったらこうなります。
右側の赤いキャップが醤油によく似た調味料で、奥の黄色がショウガ、手前の赤がチリ。お好きなだけおかけになって。
ごはんの皿にいそいそと、鶏と皿の上の汁とキュウリを移していたらやってきたもやし。頼んでいたことをすっかり失念しておりました。
ていうか食べすぎやろ笑
しっかしそれがまた、さらさらっとイケてしまうのがおそろしいところ。
The Chicken Rice Shop
名前からして…という感じのチェーン店で、どのショッピングモールでもだいたい見かけます。なのでここをマレー系というのは微妙なんですが、いつもマレー系の方々で賑わっていた記憶しかないので、私の中ではマレー系認定なのです。笑
何故か、ゲンティンハイランドという、マレーシアで唯一公認カジノのある一大高原リゾートでチキンライスを食す。
チェーン店っちゃチェーン店のQualityではありますが、鶏が美味いことには変わりなし。
チキンライスはもちろんのこと、マレーシアに来たら絶対に、鶏肉は食べて帰っていただきたいです。もー本当に、ほっぺたがいくつあっても足りないくらい落ちまくりますよ。
某ハンバーガー店含めファストフードを避けて長いこと経ちますが、きっとマレーシアのKFCはさぞや美味かろう…と、欲に駆られることは日常茶飯事です。はは。
以上、マレー系チキンライスをお送りしました。
明日は???系チキンライスについてお伝えしようかなと思います。
中華系、マレー系、と来て、まだ何かあるんか?
少なくともインド系チキンライスなんぞ見たことも聞いたこともないけど…
ふふふ、おたのしみに。