高校生のあのときに見たモネの絵画を、もう1度本場で見たい Washington D.C., the USA
スペースシャトル&コンコルド@航空宇宙博物館への想いが湧き上がると同時に、ワシントンへ行くのなら絶対ここも!の場所があった。
National Gallery of Art, ワシントンナショナルギャラリーである。
高校のときワシントンナショナルギャラリー展が開催され、美術に多少なりとも興味のあった私はのこのこと出かけていった。
そのときに見た、クロード・モネの”散歩、日傘をさす女性”が衝撃的過ぎた。
そもそも逆光というアングルの絵画も初めて見たし、そのせいで人物の顔を描きこまないとはこれ如何に、と。
日本の美術館や美術展のあるあるで、黒山の人だかり、狭い、お値段の割に(失礼)じっくり時間をかけて鑑賞することも叶わず、10代の私に衝撃だけをもたらしたこの絵画に、もう1度会いに行こう。
この美術館の何がすごいかって、日本のそれと真反対なのですね。
人、いない。(平日だったことを考慮したってこんなもん?!名だたる絵画がたくさん所蔵されているのだけど)
フロア、広すぎ。天井、高すぎ。(アメリカ人サイズ?人がいないだけに余計広く高く感じる)
無料。(何も言うまいて)
モネのためだけに1日時間を空けてあったので、存分に存分に目に焼き付けました。
この女性と坊やに看取られながら、
ここで昇天するのもありなのかもな?
と思ってしまった昼下がり。
ありとあらゆる作品がこのように、写真撮り放題(何度も何度も、”No Photo”ってNoticeがないのか、それはそれはもう確かめた)、柵もないので近づき放題。さすがに”Please Don't Touch”ってNoticeはあったけど、邪魔しないように控えめに。
モネの筆致を舐めるように見てみたり、遠のいたり近づいたり、別の展示を見てからまたここに戻ってきたり…
もう天国でございました。
※2014年11月のおはなし。