イスラム女子の名前がかわいい
今日はへんてこりんな天気でした。
昼間こんなピーカンだったのに、
夕暮れどき、ふと雨の音に気づき窓の外を見ると、真っ赤な太陽が沈みながらも雷轟く大雨…(見出し画像を御覧あれ)
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さて提題の件。
弊社、有難くもたくさんのマレーシアの方々が働いていらっしゃいます。もちろんイスラム教徒の方々も例外なく。実際に一緒に仕事をするようになるまで全く馴染みがなかったですが、彼ら彼女らの名前、ふつーに5分節くらいある。
女子の例;
Nur Alia binti Mohd Nazaruddin
Siti Lyana binti Amir Khalid
Ain Fatiha Binti Sulaiman
Nurul Jamilah Binti Nasaruddin
Syamira Binti Mohamad Hanifah
経験的に、前から2番目の太字箇所が彼ら彼女らご本人のお名前であることが多く(最後の例のようにどしょっぱなの人もいます)、MS Teamsで初めて呼びかける際には、”Dear Alia,”なんて感じで始めるといいことを覚えました。
むしろ、”Dear Nur Alia binti Mohd Nazaruddin,”なんてフルネームで声かける方が不自然な気もします。「はじめまして、山田花子さん」みたいな感じ?うぐ、日本語にすると、言う程不自然でもないような。
とは言え、どこが苗字でどこが本人の名前かわからない場合もありえるので、”Dear Nur Alia binti Mohd Nazaruddin,”にした方が、ファーストコンタクトとしては無難な場合もありますね。MS Teamsならともかく、メール宛先はフルネームにするかも知れない。
名前ひとつとっても、”グローバル”って奥が深いです。
こんなに名前の来歴が違う人達が同時代に生きているから。
しかし、アリアとかリアナとかという名前の人たちが本当にこの世にいるんやな!ファンタジー小説とか、ラノベの世界だけかと思ってた…
にわか勉強で恐縮ですが、”binti”というのは「~の娘の」を意味するらしく(「~の息子の」は”bin”)、「名+父の名+祖父の名…」のように父祖代々の名を繋げていくそうですね。そもそも苗字という概念がないようで、ということは結婚して改姓することもないらしい。
ナンヤテー(゜-゜)
未だ、選択的別姓やらで議論を続けているかの国出身者としては、目が醒めるよう。これだけでも、「同一姓でなければ家族としての同一性は保たれない」みたいなまことしやかな言説は論破できるのではないでしょうか。
かの国よりも、こんなにもバラバラな姓?名前?でも「家族が大事」という答えが返ってくるのです、少なくともマレーシアでは。