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比較級を使い倒せるようになりたい

マレーシアの我が家まで運んで来た、英語学習に関する書籍たち。最近発掘した横山カズの「英語”瞬発”スピーキング」には無生物主語だけでなく、日本人は比較も苦手と書かれてあり、ぽむと膝を打つ。

比較表現のas ~ as構文は、日本語との構造上の違いが大きすぎるために、理解できるけれど、無意識に使用を避けてしまっていることが多いパターンです。

(p.47から引用)

同等比較もさることながら比較級・最上級も使いこなせている境地には至ってへんやないかと、自分へハッパをかけてみる。




原級

上記指摘にある通り私も、as ~ as構文をアウトプットするにはちとハードルが高い。同じってことが言いたければ”same”とか”similar”を多用してしまう。
厳密に言えば全く別物なんだろうけども。

It is the same as that. あれとおんなじやで。
This is similart to that. これ、あれとほぼほぼ一緒やで。


使うときは決まって慣用句。

I'll submit the report as soon as possible. なる早でレポート出します。
As far as I remember, my boss can be on leave today. 覚えてる限りだとうちの上司今日休みちゃうかったっけな。

”As far as I remember”を「私の記憶が確かならば」にしてしまうのは、意訳に過ぎるだろうか。

ちなみに、”As far ...”で若干ためて、”as I remember”を一気に畳みかけるように言い切ると、鹿賀主宰の気分になれるような気がする( *´艸`)



比較級

最近仕事で、プロジェクト同士の数値比較を行うレポート(英語)をつくったので、”more than””less than”とか”higher than””lower than”とかはなんとか捻り出すことができるようになったのかも知れない。でも、めちゃくちゃ差があるとか言う程でもない、といった差の大小を表すとか、xx倍多いだのxx倍少ないだの、差を数字で表すとかはまだまだだ。


そもそも比較級や最上級をつくるにも、規則変化・不規則変化・"more""most"を使用とか、ややこし過ぎやしないか。インドネシア語 with Duolingo(マレー語が選択不可のため近縁の言語を選んだの。泣)で今ちょうど比較に取り組んでいるのだけど、めちゃ簡単よ?

比較
原級、比較級、最上級の表現です。
sama + 形容詞 同じ~さ(名詞化)
lebih +  形容詞 もっと~
paling +  形容詞 最も~、一番~

(p.22より引用)

以上!!(≧▽≦)
形容詞の前に、英語だと”more””most”相当の言葉を補うだけで足りる。


マレーシアに持参した英語の文法書を紐解くに、比較に関して数十ページは割かれていることからも、習得するまで骨が折れるもんなのか。

「一億人の英文法」、p.297のコラムにはこんなことが書いてあるくらいなので。

●ネイティブだって悩んでいる
比較級・最上級の変化は、変化形の中でももっとも複雑なものですが、それはネイティブにとっても同じことです。最近海外の掲示板やブログなどで、英語についての情報交換が盛んに行われていますが、比較級・最上級については、ネイティブ自身もずいぶん混乱していることがよくわかります。



最上級

原級、比較級に比べるとまだ使ってる方かと。でも決まって出てくるのは、ほぼいつもこの形。

This is one of the most important matters. これは最も重要なもののひとつです。
This is one of the most difficult issues. これは最も難しい課題のうちのひとつです。
Thsi is one of the best experiences I've had. これは経験した中でいちばんいいやつです。




比較級・最上級をつくるときの複雑性だけでなく、文法書でこぞって紹介されている慣用表現の多様さも、面食らう要因のひとつと思えてならない。「一億人の英文法」からまたも引用する。例文は適当に間引く。

比較級 and 比較級 (ますます)
(2) Hey, your English is getting better and better. (へぇ、君の英語、どんどんよくなってるよ)
 
the 比較級~, the 比較級~ (~であればあるほど~)
(4) The more we have, the more we want. (もてばもつほど欲しくなる)

all the 比較級 (その分だけ)
the 比較級 (2者間で「~の方」)
比較級 + any other ~ (ほかのいかなる~よりも)
more ... than ~ (~というよりもむしろ…)

(p.304~306)

このあとまだまだ列挙が続く。


慣用表現に関する部分だけを取り出し、更にその部分の日本語訳をよりどころにし過ぎているんじゃなかろうか、お前さんよ。受験英語、ひいては日本語で英語を理解しようとすることの限界なんだろうな。

多読多聴、自然な英語を大量に浴び続けることで、こんなぎこちない形ではなくおつきあいできるようになりたいもんである。




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