★5つの英語レッスン VS ★1つの英語レッスン
自分の英語力を伸長するためにオンライン英会話なり英語学校に通うとき、満足度が高いって、一体どういった状態なのか。
ふと、そんなことを考える一幕があった。
というのも今、台湾からマレーシアに移住した中医の年上男性と一緒に、中華系マレー女子によるオンラインレッスンを受けており、思うところがたくさんあるから。16歳男子がレッスン中に放った、驚きの質問とは別なこと。
普通に考えて、今のクラス、★1つだと思う。
台湾出身中医の年上男性、話す英語はたどたどしい。私から見たってそう。
フィラー(あーとかうーとか、ほぼ意味のない、言い淀むことば)が多い。
文法ぐっちゃぐちゃ。語順めちゃくちゃ。なんとか前後関係から推測を試みるも、主語なり目的語なり述語たる動詞なり、重要な単語が飛ぶ。
極めつけは、発音が不明瞭で聞き取れない。
(;・∀・)
そういうとき、何が起こるか。
まずどうしても、彼が話すのに時間がかかる。一生懸命英語を絞り出そうとしている姿勢はよくわかるので、根気強く待つ。
ある程度のところで、彼のために、中華系マレー女子が懇切丁寧に解説を始めるのだが、そのあいだ私は待っていないといけない。
その内容が自分にとっても目新しいことであれば集中して聞くけど、往々にしてそういうことはなく、元々知ってる単語だったりフレーズだったり文法だったり。
少なくとも私が出会った海外の人たちは、既に説明されたことであっても忘れてしまい、同じことを繰り返し聞くことに日本人程躊躇いも恥じらいもないため、あれ?これ前やったよね?ということでも何度も聞くハメになる。説明する方も特に気にせず、もういっかい話す。気前よく。もしかしたら先生も、解説したことを忘れてる可能性もある笑
更に彼、英語で話せなくなったら否応なく中国語を混ぜてくる。中華系マレー女子というだけあって、先生である彼女も中国語を解す。一応英語のレッスンやし、日本人である私もいるので、できるだけ中国語を排除しようと、彼女も努力してはいるのだが。
私の上を通り過ぎる中国語。🙄いやまぁ、中国語に関心めちゃありでDuolingoで学んでもいるけどよ。知ってる単語が聞こえたらこっそりリピートしたりして、ふたりの笑いを誘うくらいこっちもあそんでるけど笑
それにしても。
たいくつ。
(;・∀・)
私だって英語の発音はまだまだ勉強中の身。けれどTaiwanese Englishとでもも言うのか、めちゃ簡単な単語を喋っているはずなのに聞き取りづらいったらありゃしない。台湾人、ではなく彼特有の問題のような気もするが。
例えば"dream"と"drink"を混同したのですよ、先週。
どぅりぃぃぃぃぃむって長音でじゃなくどぅりぃみたいな感じで最後のむの音も聞こえず、中華系マレー女子とふたりでぽかんとすること数秒。どっちなのか判断するにも、前後の文脈ですらあーとかえーとかで埋め尽くされており判別不可能。
ね、★1つ感満載でしょ。
だけど、今のクラス、★5つかもなとも思う。
なんでか。
ひとつめ。
まず、彼が言ったことがわからなければ、それってこういうことでしょうか?と、ボールを投げ返す。
それでもわからなければ、相手がわかりそうなより平易な単語、平易な文章で更にボールを投げ返す。
お互い、理解できるまで。
日本語で、ここまで徹底的にコミュニケーションを取ることって、なかなかないんじゃないかと思っている。なんてったってハイコンテキスト、行間を、空気を読む文化であります故。
そこまではっきりと、訊いてはいけないんですよね。
訊いたら怒る人いますもんね。
そういう世界観に住んでいない相手と意思疎通を図るための訓練が、彼とのレッスンを通じてできている。
コミュニケーションを面倒くさがらない、端折らない。
自分の意見、自分の理解を示すために、言葉を尽くす。
しかも誰にでもわかる、やさしい言葉で。
(;・∀・)
時たま、中華系マレー女子の先生、自分に代わって生徒に説明させるときがある。「現在完了ってどういうときに使うの?Noriko答えて」とか。
自分が理解していると思っている事柄を、相手のレベルに合わせて話す難しさよ…!しかも英語で。
勉強になります。復習にもなります。物凄く頭使います。
簡単に話そうとするだけなのに。
ふたつめ。
英語学習初級者の惨状(失礼)を見るにつけ、発音大事…!
やっぱり自分が何を喋っているかわかってもらえないことには何も始まらないってことが身に染みた。上の文章では文法がどーのこーのと書いてしまったけれど、結局ひとつひとつの単語さえわかれば、文法も語順もすっ飛ばしてなんとか推測もできて、問い直すこともできるというもの。それすら覚束なければ、実際の会話では正直、コミュニケーションは成立せずにスルーされるのがオチ。
うむ、PP@Brighture頑張ろう…
ある程度自分の中での英語学習が進んできたら、ネイティブの先生とだけじゃなくて、第二、第三の言語として英語を学んでいる人たちと会話することが重要になってくるなぁとは、この1年で強烈に感じていること。
次に、そんな話ができたらなと思っている。