そろそろ、マレーシア旅のはなしを。水族館Loverがみたマレーシアの水族館@ポート・ディクソン
マレーシアにある水族館を書き連ねて3館目。見出し画像にある”Pusat Ikan Hiasan”というのがどうやら、マレー語で水族館を指すらしい。Ikanは確かに、魚を指すのであるからして。
というかここ、Port Dickson, ポート・ディクソンと言いまして、クアラルンプールから南へ下ったヌグリ・センビランという小さな州にある。観光地然としていない、全くもってローカル感満載の水族館なんである。
ポート・ディクソンについては、「地球の歩き方 マレーシア・ブルネイ 2019~2020年度版」の記述でもって紹介する。
気軽に行けるビーチリゾートとして、クアラルンプール市民に人気のポート・ディクソン。通称「PD」という略称で親しまれており、クアラルンプールから南へ約60kmのヌグリ・センビラン州に位置する、マラッカ海峡に面した小さな村だ。
(p.124より引用)
「地球の歩き方」から引いてきたって、日本人にとってはマイナー過ぎる感が否めない。
はぁ?どこやねんそこ?おもろいの?と。
はいはい、Google Mapsお見せしますとも。
前回のランカウイ島紹介時よりはマレー半島を拡大してみた。するとますます、気になるところに立てまくったフラグが目につくな…苦笑
赤く囲ったところがポート・ディクソン、
黄色がクアラルンプール、青がシンガポール、
ピンクが北からペナン島、マラッカ。世界遺産ですね。
そう、ポート・ディクソン、クアラルンプールとマラッカの途中にある。
では、中に入ってみましょうか。
ウミガメの国(今勝手に命名)マレーシアらしく、アオウミガメの仔ガメがお出迎え。海面に漂う藻や海草に擬態中。
ぼくはわたしはウミガメじゃないですぅ藻とか海草なんです…たべないでねウミドリさん、というやつ。ゆらゆら海面に漂って、体力温存する意味もあるとかないとか?
美し過ぎるウミガメ、タイマイ
ウミガメは年齢を特定できる器官が今のところ見つかっていないそうなので、この個体が何歳かはようわからんが、大きさからいってまだ2〜3歳だろうか?このくらいの甲羅がいちばん綺麗だと思っている。
だから乱獲されちゃうんよね。泣
息継ぎ中。
のっけからウミガメ好きの心に刺さる展示…やりよる。
コバンザメはこういう気分だったのらしい。
Ribbon eel, ハナヒゲウツボ
こんなにヒラヒラ動いて、絡まったりしないんだろうか。ちなみにこの色鮮やかなのはオスだそう。
ナマコ嫌いな人いたらごめんなさい、でも水槽内の砂の掃除をさせたら人間はその足元にも及ばないんです。
…しかし、あんたは何故にこうなった??
上の写真だと、お花が開いたようなところが口、ということはその反対、水槽の壁にくっついている方のさきっちょがお尻。この触手でひたすら、目の前の砂そのまんままるごともしゃもしゃ体内へ運び、含まれている有機物だけ器用にこしとって排泄する。
するとどうでしょう、不純物が取り除かれた砂が!
そしてまたびっくりすることに、神経系やら血管系はなく、消化器系のみ。体内の8割9割方は水!
サイコーのぐうたら生活だわね…
エサはどこにでもある砂だしさ…
最近流行りのFIREもおののく。
ナマコと言えば、本川達雄先生を忘れてはなりますまい。ぐうたら生活の話も、こちらの書籍によって知った。
Bluespotted ribbontail ray, ルリホシエイ
エイの宇宙人感、半端なくないですか。
ちなみに、からだの真ん中辺りに左右5つの穴が開いているが、これがエラ(鰓)で、エイは下向きについてるけれどもサメは横についている。これが、サメエイを見分けるポイント。
エイっぽいのにサメとか、サメっぽいのにエイとか、紛らわしい御方がいらっしゃるのでね…
しかし何故にこの色を選んだのか…
ベージュ地に瑠璃色の斑点て…
南国の生き物は、よりカラフルになるのかなぁ。
サンゴ礁を考えてみても。
ピラルク(淡水魚、海のものではない)がいきなり現れる辺り、日本の水族館ともちょっと似てる。笑
何故かこの御方、ここがお気に入りらしい。
新鮮な水が流れてくるからか。
ウミガメの国だけあって、なんと展示も充実。
いやマレー語やん…下段がかろうじて英語。
Penyu penyu がウミガメってことかな?
写真があるので、産卵を説明したものであることは容易に想像つくけれど。まぁこれも語学学習の一環ってことで。
最後にハマったハリセンボン
水槽に写るご自分の姿を見つめてらっしゃるね。
ドヤ顔された…
また来いよ!ってか?
まぁ魚類は割と賢いらしいので。
ここに来たことのある日本人ていったい何人よ?てくらいのローカル感だったが、満喫しました。ありがとう。生き物の生き様、生存戦略は、このVUCAの時代において非常に参考になる。
とか、最後に言っておこうか笑