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京急油壺マリンパークが今年の9月で閉館するため、相方さんに代理で訪問していただきました

水族館大国、日本。47都道府県の中に、いくつ水族館と名乗る施設があるとお思いか。


日本動物園水族館協会加盟団体だけでも52施設、
水族館プロデューサー中村元さんの定義だと125施設。
(元さんの方は、動物園等の”xxx水族館”といった名称でない施設も含む)


そのうちの1館が、今年の9月で閉館するという。

その名を、

京急油壺マリンパークという。


私は今マレーシアにいて、そう易々とは訪れることができないため、日本にいる相方さんにお別れに行っていただきました。
写真を何枚か送ってもらったが、以前あそびにいったときのことがまざまざと蘇る…

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何をさておき思い出されるのは、館内、自動ドアを潜り抜けてすぐ右側の水槽。
確か、日本でここだけバルチックチョウザメがいたはず。バルチック艦隊と同じバルチックなの?!Wikipedia先生によると、ヨーロッパの多くの海外に生息しているため、ヨーロッパチョウザメ、とも。

今も健在なのか、相方さんに確認するよう指令を出すのをすっかり失念しておった。泣
世界三大珍味のひとつ、キャビアはチョウザメの卵でございますな。なので乱獲著しく、1996年以降は絶滅危惧種に指定されているとの由。

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(写真は、2012年に訪れたときのもの)


日本最大直径を誇る、大回遊水槽。地味に(失礼)世界最大規模の、ドーナツ型水槽なんだそうだ。
1968年、今から半世紀も前、そんな最新鋭とも思える施設を油壺に導入しようっていう当時の京急電鉄なのか、マリンパーク建設プロジェクトに携わられた方々の気概に痺れる。

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(2012年当時)


最近では千葉県館山市でも目撃されている、メガマウスザメの大模型。
全身の大きさを撮ることに夢中になってしまったが、真正面から顔撮っとけばよかったな…
なかなかインパクトあるんで。
この模型も、何処かへの水族館に譲渡されるのかしら。

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(2012年当時)


屋外に出れば、愛らしい仕草で大人気のコツメカワウソが。
通勤で京急を使っていたこともあったが、「カワウソタッチ」なる車内広告でのコツメちゃんたちのかわいらしさにいつも癒されていたっけ。
カワウソゥ選挙に出てなかったかなぁ…

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(2012年当時)


かと思いきや、ヤンキーとはこのことかと思わされる、キタイワトビペンギンにガンを飛ばされる。こ、怖…

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飾り羽が濡れてると、ちょっとマイルドに。笑

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しかし、1987年に初の繁殖に成功し、2004年に二世代目の繁殖にも成功したことから、国内の動物園・水族館に与えられる最高の栄誉、古賀賞を受賞してるんですな…

こういうのを知ると、日本の飼育技術ってすげーなーと素直に感心する。
野生から人間の住む場所に連れて来られて一生、水槽や檻に閉じ込められて生きなければならないことの是非はあるにせよ。



少し話が脱線するのをお許しいただきたいが、足がめっちゃピンクなのが気になった。爪もとんがっていてがっしりしており、陸地を歩く用の足なんかなと。Rockhopper penguinと、英名にもある通りに。
愛しの名古屋港水族館には、南極に住むペンギンしか飼育していないので見慣れないのです。極地ペンギンは極地ペンギンで、彼ら彼女らの足は、氷や雪の上を歩く用なんやろか。

南紀白浜アドベンチャーワールドの写真で恐縮ですが。
意外と名古屋港水族館の写真はない上に、水槽の角度的に、ペンギンの足がこんな風にうまく撮れないのです苦笑

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奥にまします貫禄のエンペラー(コウテイ)ペンギンは真っ黒な一方、手前の小さいアデリーペンギンはピンクやのう…どっしり具合は違うけども。
もうちょっと調べよ。


ペンギンにアツくなりすぎた…


どっち向きでも目が合うモリフクロウ。

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この檻、円形になっているのだけど、360°どの方向にいてもバッチリこっちを見てくるのがおもしろく、2012年に初めて訪れたときは檻の周りをぐるぐる回ってました。年甲斐もなく…照笑

どっ動画を撮ってる人がいた…
真似すりゃよかった…(>_<)




…という訳で、バーチャル(半分妄想)京急油壺マリンパークツアーを堪能いたしました。
日本全国にある52施設、もしくは125施設を全て回ることをライフワークのひとつにしているため、1度行った館にはなかなか足が向きづらいんですよねー。けどこうやって、バーチャルであろうと再訪してみるのも、懐かしさが蘇るとともに新たな発見もあって、いいもんやなと思いました。
相手は生き物なんで、二度と同じ瞬間は訪れませんからね。



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