そろそろ、マレーシア旅のはなしを。ペナン島編
2022年の2/1(火)、2/2(水)は旧正月、春節。この時期、中華系の店舗のみが閉店するにあらず。中華系がスタッフとして働く日系の店舗なんかも休みになる…例えば美容院。
店こそ日系だが中華系のにーちゃんに切ってもらっている私。1月半ばごろに切りに行きたかったが悉くfully booked, そしてそのまま春節に突入し、彼が休み明けで復帰するのは来週…泣
ライオンダンス(所謂、獅子舞?)の様子
中華系レストランはもちろん閉まってるので食事も自然と、マレー系やインド系になる。何故かいつもカレー苦笑
今年はバナナリーフカレーを久しぶりに食した。
バナナの葉の上にご飯、カリー、香辛料で味付けされた野菜をのせて食べる。
「地球の歩き方 マレーシア ブルネイ 2019~2020年版」より
以降引用元は全てここから
インド系って、ベジタリアンなイメージなので野菜を摂るにはもってこい。
ん?
一昨年、2020年の春節もカレーと違った?わざわざペナンまで来てさ。
(正確に言うならばこれはナシカンダー、カレーがメインのおかずをのっけたミックスライス)
という訳で、過去のペナン旅、都合3回分を振り返る。
2015年1月
初めてマレーシアはクアラルンプールを訪れたのと同時期に、日帰りでペナン・ジョージタウンにも行っている。KL旅についてはこちらから。
このときはソロ活動ではなく、以下のタビトモさんが一緒でした。
メンバーその1:2010年代前半に大変お世話になった元上司。とんとん拍子に出世して今や本部長、50代男子。
メンバーその2:やることなすことスベリまくるのに、それはそれで愛されキャラ。当時40代後半男子。
メンバーその3:年下同期だが超優秀。走ること食べることに命がけ、この時点30代男子。
メンバーその4:ディズニーが3度の飯より大好物。このとき彼女がマレーシア派遣中で案内役。後輩30代女子。
LCC専用(というよりエアアジア専用?)空港KLIA2からペナン行きの飛行機に乗った。エアアジアに乗るのも初めてだったはずだし、こうして滑走路を歩かされるのも…
着いたらお昼過ぎ、まずは腹ごしらえからやな!
とりあえず50代&40代後半男子にはビール、
30代食べ盛り男子にはメシを与えておけば、機嫌よくしていてくださる笑
左前:アッサム・ラクサ(ペナン名物、酸っぱ辛い魚ダシ×うどんぽい太めの麺)
右前:パラッパラチャーハン
奥:チャークイティオ(きしめんみたいな、もっちもち平麺の炒めもの)
おなかも満たされ、ジョージタウン散策開始。
今年は何故か閉まっていて行きそこねたクーコンシーは、こちら。
福建省からやってきた、邸氏一族が設立した中国寺院。「コンシー」とは、祖先を祀る廟のことで、敷地内は寺院と集会場から構成されている。
装飾の美しさにただただ息を飲み、スマホカメラのシャッターを切る。
お茶目な狛犬☆
お次はカピタン・クリン・モスク。
後輩女子も、「このモスクかっこよくないですか?」と興奮気味。
ちなみに左側にはためく旗は、ペナン州の旗です。
1801年、裕福なインド人のイスラム教徒カウダー・モフディーンによって建てられた、マレーシアでも最大のモスクのひとつ
こちらはミナレットという尖塔。ここから1日5回のお祈りの時間、アザーンという礼拝の呼び掛けが流れる。
心なしか、ミナレットもかっこいい。
ブルーマンションにも行ってる。
まさか7年後、車で乗り付けてここに宿泊するなんぞ、思いもよらなかったな…
2018年4月
研修生として赴任中だったこの年は、GW中ということもあり相方さんがやって来た。観光としてはジョージタウンにも行っており私的には同じ場所を再訪しているだけなので、「食」に注目してみる。
まずはアッサム・ラクサ!
写真だけではイマイチうまさが伝わらない気満々だけども、スープをすすった瞬間目ん玉飛び出るよ!マレーシアでは珍しい魚ダシかつ、イワシだか、お椀の底からお魚1匹まろびでる。量も程よくぺろっと胃に収まってしまう。
これで確かRM4とかRM5、100円とか150円の世界。おかわりしそうになる。
向かって左、”LAKSA”と見ゆるちっぽけな屋台で、この絶品ラクサを提供してくれる。たぶん手前に写ってる、黄緑のシャツ着たおっちゃんがつくってくれたような。
そのあとはチェンドル!別腹!
ココナッツミルクと黒蜜をかけたかき氷のことで、緑色した細長いゼリー状のもの自体をチェンドルというのらしい。
大人気!
Google Mapsではうまく表現できていないが、ラクサ屋さんのすぐ近くなのではしごできる。
晩ごはんは屋外屋台街、ガーニードライブに是非とも行ってみたかった。
夕暮れどき、晩ごはんどき。今じゃ考えられない人の群れ。
島らしく魚介を肴に。タコかな?2種類のソースにつけて。
こっちはイカかな?
うちの相方さんは魚介類が大好物のため、こういうチョイスになりがち。
趣向変わってこちらはサテー。マレー風焼き鳥のことで、左下のピーナッツソースをつける。マレー系なので基本的に豚はなく、鶏、牛、羊。
したら、こうなるよね(≧▽≦)
翌日の夕方も、性懲りなく通う。
串が刺さってるのは点心だろうか。
右の葉っぱぽいもので包まれたのはオタオタといい、魚のすり身にスパイスを混ぜた、言うなればスパイシーかまぼこ。
開けたらこんな感じ。
そして…遂に、牡蠣オムレツが降臨。
ペナンで屋台と言えば、これをたべてみたかったの…!
…マレーシアに来て初めて、おなかを壊しました泣笑
火が通ってるから大丈夫と思ったのだが、ダメだった。
2020年1月
武漢で発生した、新型肺炎のニュースが巷を騒がし始めていた頃。飛行機に乗って旅したのは今のところこれが最後になる。
惹かれるものがあり、趣きあるヘリテージホテルに泊まった。「地球の歩き方」にも記載あり。
スイス人と香港人のカップルが、この地の歴史地区にほれ込んで始めた宿。建物は1927年築、プラナカン伝統建築。
まぁ雰囲気のあること…
チェックインを済ませ、お世話になる部屋へ向かう。
天蓋ベッド(お姫さまベッド)にときめく。中に転がり込んだら不覚にも、うたた寝してしまった。長距離移動で疲れていたのと、吹き抜ける風が心地よくて。
中庭が見える…
素敵過ぎやしませんかね?
こういう場所がこの地球上に存在していて、かつ出合えてよかった。
夜はこうなる、素敵さ倍増。
やっぱこうなった。
生温い空気に包まれて飲む、ゆる~い感じのTiger Beerは最高です。
飲みながら、何とはなしに始まる自分との対話。こういう脳味噌のボルトがゆるんだ瞬間が例えようもなく尊い。
(無粋を承知で今年訪れてみたら閉まっていた…COVID-19の影響をモロに受けたものと思われる悲
オーナーのおふたりが息災であることを願うばかり)
これで味をしめて今年はブルーマンションを選択したのだけど、実はお向かい、セブン・テラスが第一候補だった。
ジョージタウンのヘリテージエリアの中心にあるブティックホテル。19世紀に建てられた7つのショップハウスを改装し、プラナカンハウスへと生まれ変わった。
予算他、もろもろ折り合いがつかず断念。
他にはこういう選択肢もあった。イースタン&オリエンタル・ホテル、世界遺産。
1885年創立のリゾートホテル。かつて「スエズ運河以東で最上のホテル」と称された由緒あるホテルだ。イギリスの作家、サマセット・モームやヘルマン・ヘッセなど、数多くの著名人が滞在したことでも有名。
ノーマークだったが、ここもよさげ。
ペナンの歴史を見つめ続けてきた伝統建築の老舗宿が大幅にリノベーションされ、ゴージャスなブティックホテルに生まれ変わった。
ジョージタウンは泊まりたいホテルが多くて困る…
カレーを皮切りに、観光スポットや食、ヘリテージホテルに着目しながら以前のペナン旅を纏めてみた。ひとところに執着するのは全くもって自分らしくないのだが、どうやらペナン・ジョージタウンは違うらしい。洛中の出身ではないけども、故郷の京都に似た匂いを嗅ぎ取っているようが気がしている。