できないこととできること
最近の休みの日は、ずっと寝ながら漫画を読む日が続いている。
とにかくやる気が出ないというか、もういいや、とやけのやんぱちになっているようだ。
生理がこないのに生理前の不安定な精神状態が続いているようで、とりあえず仕事には行ってそれ以外は最低限ギリギリの家事だけこなして寝る感じ。でも、漫画だけはずっと読んでいる。というか漫画だけは読めている。
趣味が多い親の影響か、漫画やら映画やら音楽やらが溢れた家庭環境だった。それは今も続いており、父はブルージャイアントというジャズの漫画にどハマりし、新刊が出ると私が買って実家に送っている。76歳の父の一番の楽しみになっているようだ。ジャズを始め、洋楽を聴き倒した青春時代を送った父にとって、主人公が紆余曲折しながら成長していく姿に自分の若い時を重ねているかもしれない。
母も同じで、読書が好きな母には時折おすすめの小説を送るようにしている。自分では選ばない作家の本が読めるから嬉しいようで、なるべくいろいろな作家の本を送るようにしている。
まだあまり活字を読むのが難しく、頭の中で文字から湧き上がるストーリーを描くのが疲れる。改めて実感すると悲しいけど、その分母がいろんな作家の本を読んでくれているのは嬉しい。
今私が癒されているのは漫画やアニメだ。
なにも考えずに読める、と言ったら失礼かもしれないが、私の頭を休ませ、元気づけ、癒してくれている。電子書籍に移行してからは瞬く間に本の数も増えた。今も新しい漫画を探してワクワクしている。
アニメは小説と同じで、続けて見られないことが多いけど、鬼滅の刃は新しいシリーズをしっかり全部見た。漫画は全部見ていたからあらすじは知っているけど、柱稽古編は面白かったしラストは何度も見返している。
できないことを悔やんでもしかたない。できることを大切に、最終的に迷惑かけなければいいぐらいの気持ちで帳尻を合わせようと思ったら楽になった。