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ショートショート ひっ迫感

「残り15% 
残り僅かだか、今の状況を伝える。
これを聞いている誰か、心して聞いてくれ。」


暗い。
雨が降ってきそうだ。
食料はない。ここがどこかもわからない。
電波はとんでる。
明かりは今はある。
歩く体力はあるが、装備はヘボい
スーツだ。
いつの間にか、知らぬところにいた。
何が起きたかは覚えてない。
そうこうしているうちに14%だ。

まずい、なにか伝えなければ。
この明かりが消える前に。
そうだ。周りの状況は…














信号機が青い。
横断歩道を歩いている。
今にも轢かれそうだ。
明滅を繰り返している。
過ぎ去る音が何度も現れる。
何が起こっているんだ。
食べ放題。
そんな放題大丈夫か?
定額プランもあるんだな。
マズい!残り13%だ!

スミマセン!と突然声をかけられる。
驚いた。人間がいたのか。

……。

あれ?俺は何に焦っていたんだ?


男は、幹線道路の歩道でスマホ見ながら歩いていた。

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