アズールレーン 戦艦土佐 を組む(番外編)
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さて、今回は番外編です。
彩色中にどうしても納得いかない色味であったり、塗膜が剥がれてしまったなど、さまざまな理由でドボンをしたくなるかと思います。一般的なレジンキャストのガレージキットであれば、薄め液などの溶剤を用いて塗膜を溶かしリセットすることは可能です。ところが、3Dプリンター出力品の中には、水や温度、溶剤の耐性が低いものが存在してます。これらのレジンを薄め液につけたところ、形が変わってしまった、溶けてしまった、という経験をされた方もいるのではないでしょうか。そこで、今回のキット戦艦土佐はどうなんだい?ってことで、サンプル品を使用して、実際にドボンしてみました。サンプル品のため、一部見た目が異なりますのであらかじめご了承ください。
今回使った溶剤は、塗料用の薄め液ではなく、IPA(イソプロピルアルコール)です。と言っても、純粋なIPAではなく、市販の自動車用水抜き剤を使用しました。ちょっとお高いのですが、量も少ないですし、未使用の残液は車に投入できるので、これを使って塗膜を剥がしてみました。
使用済みの液体は、地方自治体の処分方法に従って処分していただくか、容器に入れて再度利用したりしてください。
引火性が高い有機溶剤ですので、真夏の炎天下に晒す事がないよう、高温になるところを避けて保管するなどをしてください。真夏に外に出すことがないようにしてください。2023.08.03追記
※IPAは有機溶剤です。取り扱いは必ず保護具を着用した上で作業してください
チャック袋に入れてフリフリモミモミしていたら、次第に塗膜が剥がれました。ある程度時間が経過したら、毛先の柔らかいブラシで擦って塗膜を剥がしました。
ぱっと見はモールドもダレていません。メカホワイトの耐薬品性能の高さが伺えます。
なお、繰り返しドボンしてまたところ、表面がザラつき傷み始めてモールドもダレてきましたので、長時間の漬け込みやドボンの繰り返しはお勧めできないかな、と言った感じです。
他メーカーの出力レジンは未検証です。また、IPA以外の他の溶剤について試しておりませんので、サポート片で試すなどしてご自身で検証してみてください。
出力品に限らず、なるべくドボンはしたくないですね。
今日はここまで。