住宅の話 4回目(現場の台風養生)
新築現場の台風養生のイラストを描いてみました。 いや~大変な台風9号が九州に接近しています。 30年現場監督やっていましたが台風の季節は、本当に辛かったです。 若い時は足場を駆け回り、敷地内を駆け回り、台風対策も体力で乗り切りました。しかし、50過ぎたころから、台風が来るたびに青ざめたものです。 九州人の私からすると台風に対しての危険予知は出来ているつもりでしたが、今回の9号の風の威力は想像ができません。 最大風速70mなんて、家ごと吹っ飛びますよね。 とにかく恐ろしい。 九州の人は約30年前の17号、19号を思い出します。 屋根の瓦は吹っ飛んで近隣の屋根を破壊。瓦を乗せたまま大屋根が30mほど吹っ飛んだ家もありました。数キロにわたり電柱はなぎ倒され町中ブルーシートの風景。・・・・・・最大風食70mなんて未知の世界ですよね。 とにかく想像もできないので、今頑張っている現場の人に期待します。 最近は急に発生するので台風養生に間に合わない場合があるんじゃないですか?とにかく台風時は雨より風対策が必須です。飛ばないようにすること。飛びそうなものは絶対飛ばせないと言った気構えで対応して欲しいです。 台風養生は現場監督の仕事ですが、この作業は監督本人がやっているところが多いと思います。足場のネットはずしは足場業者が行う時もありますが、どんなことがあるか紹介します。 ①足場安全ネットはずし ②外部資材の雨養生と飛散防止 ③廃材ゴミの処理 ④仮設トイレの倒壊防止 ⑤敷地廻りの仮設物の飛散防止 ⑥敷地内のごみ集め 等々 監理現場が多いと途方に暮れます。 人や車に物が当たったり、足場が倒れたりの人災にならないよう頑張りましょう。 「頑張れ!現場監督!」
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