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誕生日の音楽〈Birthday Music〉2021.1.28

1月28日、誕生日の音楽〈Birthday Music〉です。

今日の写真は、埼玉県にある唯一の村、東秩父村のトトロです。苔を削って描かれた壁絵なのですが、2年前のものなので今ではほとんど消えてしまっているのが残念です。当時かなり話題になり、私たちのイベントでも何度か訪れました。今見ても大変な労作ですよね。

1曲目は懐かしい“トムとジェリー”の主題歌。作詞作曲した三木 鶏郎さんは今日が誕生日です。

★三木 鶏郎(みき とりろう, 1914.1.28 - 1994.10.7)誕生。東京都出身の作詞家、作曲家。

“トムとジェリー” 1964

“仲良くケンカしな”というこのフレーズは、当時、日本のお茶の間では誰もが知ってた歌なんですが、実は日本だけの独自仕様なのをご存知でしたか?

米国オリジナルの番組にはオーケストラの前奏があるのみで、いわゆる主題歌に相当する曲は存在しないんです。

これだけ、たったこれだけのシンプルさ…♪

“トムとジェリー”は、息子が小さい頃に大好きだったので、DVD全集を持っていましたが、初期の作品には、白人の奥様とお手伝いの黒人のおばさんが登場したりと、1940年に始まったという時代背景を感じさせる描写もあり、今見ると非常に興味深いですよ。

あと、ディレクターが2人いて、片方がほのぼの系、もう一方がけっこう嗜虐性が高いとか、いろいろトリビアがあるのですが、それはまた別の機会に…(^^;

星野 源さん、40歳おめでとうございます!

★星野 源(1981.1.28 - )埼玉県出身のミュージシャン、俳優。

“Ain’t Nobody Know” 2019

ちょっと、トム・ミッシュ風味が入っているかな。

マクファデン&ホワイトヘッドのジーンさんも、今日が誕生日。それまで裏方だった2人がデュオでスマッシュヒットを放ったのは、ディスコブームの真っ最中でしたね。

歌うようなベースラインが印象的なこの曲。丸顔でシャウトしているどちらかというと力持ちタイプがジーンさんです。

★ジーン・マクファデン(Gene McFadden, 1949.1.28 - 2006.1.27)誕生。サウスカロライナ州出身のシンガー・ソングライター。

”McFadden & Whitehead - Ain't No Stoppin' Us Now” 1979

カナダのシンガーソングライター、サラ・マクラクランさん、53歳の誕生日です。トラッドを感じさせる作風が好きです…♪

★サラ・マクラクラン(Sarah McLachlan, 1968.1.28 - )カナダ出身のシンガー・ソングライター。

“Angel” 1997

ロバート・ワイアット氏、今日が76歳の誕生日です。

★ロバート・ワイアット(Robert Wyatt, 1945.1.28- )イングランド出身のミュージシャン。

”At Last I Am Free” 1982

この曲、オリジナルは Chicの失恋の歌なんですが(ナイル・ロジャースによるとそうではないらしいんですがw)、彼が歌うと「自由」の意味が全く違って聴こえてくるのが面白いですね。

“Chic - At Last I Am Free”

もう1曲、エルヴィス・コステロの“Shipbuilding”のカバーも印象的でした。

クラシックの世界から、名ピアニストのアルトゥール・ルービンシュタインの誕生日です。

ポーランド人だけに、ショパンの演奏で名高いんですが、ブラームスもとても素晴らしい。室内楽にも名演奏が残っています。

★アルトゥール・ルービンシュタイン(Arthur Rubinstein, 1887.1.28 - 1982.12.20)誕生。ポーランド出身のピアニスト。

“Brahms - Intermezzo Op.117, No. 2”

一般にはあまり知られていない、フランスの作曲家エロールも、今日が誕生日です。

モーツァルトの没年に生を受け、ベートーヴェンとほぼ同時代を生きた作曲家だけにその影に隠れてしまいがちですが、私としては、やはり共通するレパートリーのピアノ協奏曲が気になるわけです。まずはこの曲をお聴きください…♪

★フェルディナン・エロール(Louis Joseph Ferdinand Hérold, 1791.1.28 - 1833.1.19)誕生。フランスの作曲家。

“ピアノ協奏曲第3番ホ長調より第2楽章”

コンチェルトの第2楽章なんですが、ピアノとヴァイオリンの2人だけで演奏される珍しい構成のロマンティックな佳品です。

映画やドラマで使われていても不思議がないような美しいメロディですよね。

気に入った方は、20分ほどですので、ぜひ全曲チェックしてみてください。

第2番も、ちょうどハイドンとベートーヴェンの中間みたいな曲想なんですが、なかなかいい曲ですので、ぜひどうぞ!

最後に、現代の祈りの音楽家、英国のジョン・タヴナーをご紹介します。

★ジョン・タヴナー(Sir John Tavener, 1944.1.28 - 2013.11.12)誕生。イングランド出身の作曲家。

“Song for Athene”

ダイアナ妃の葬儀で、出棺の際にウェストミンスター合唱団がこの曲を歌い、全世界に悲痛な祈りが響き渡ったのが昨日のことのようです。

アンコールピースも、最後にもう1曲、タヴナーの小さな宗教歌で今日はお別れです。

“The Lamb”

では、また明日〜♪

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