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誕生日の音楽〈Birthday Music〉2022.1.3
まずは、ビートルズの“In My Life”(1965)をお聴きください。
ビートルズのほぼ全作品をプロデュースした、「5人目のビートルズ」とも称される、ジョージ・マーティンは、今日が誕生日です。
★ジョージ・マーティン(Sir George Henry Martin, 1926.1.3 - 2016.3.8)誕生。ロンドン出身のプロデューサー。
この牧歌的な曲の間奏部分に、バロック風のパッセージが突然舞い降りてきて、さっと消えていきます。この鍵盤楽器を弾いているのがジョージ・マーティンその人なんです。
ハープシコードに聴こえるけれど、実際にはピアノ演奏をオーヴァーダビングしたのだとかいろいろ説はあるようですが、とにもかくにも印象的な忘れられないフレーズですよね。
次は、レッド・ツェッペリンの" Whole Lotta Love"です。
“Led Zeppelin - Whole Lotta Love” 1969
この曲の要となるベースラインのリフを淡々と刻んでいるのが、ジョン・ポール・ジョーンズです。
★ジョン・ポール・ジョーンズ(John Paul Jones, 1946.1.3 - )76歳の誕生日。イングランドのミュージシャン。レッド・ツェッペリンのベーシスト、キーボーディスト。
今日最後の曲は、クロスビー・スティルス・ナッシュの"Suite: Judy Blue Eyes"です。
“CSN - Crosby, Stills, Nash - Suite: Judy Blue Eyes” 1969
この曲の邦題は「青い眼のジュディ」と言うのですが、ジュディとは、ジュディ・コリンズのことで、かつの恋人ジュディへの失恋の歌を作ったのが、スティーブン・スティルスです。
★スティーヴン・スティルス(Stephen Stills, 1945.1.3 - )77歳の誕生日。テキサス州出身のミュージシャン。
後にグループに参加するニール・ヤングに比べると、彼の知名度は日本ではそんなに高くないですが、いわゆるマルチミュージシャンで、この曲を含むクロスビー、スティルス&ナッシュのデビューアルバムは、ほとんどの楽器を彼が演奏していると言われています。
後に、フランスツアーで知り合った、ヴェロニク・サンソンと結婚したのにはちょっとビックリしましたね。後に別れることになるのですが…
ニール・ヤングも参加して、クロスビー・スティルス・ナッシュ&ヤングとなり、より先鋭化した2作目”Deja Vu”より1曲お聴きください。
“Crosby, Stills, Nash & Young - Carry On” 1970
蛇足ですが、アメリカ西海岸のロックグループって押しなべてコーラスが凄まじく上手いですよね。ジェリー・ガルシアのグレートフル・デッドなども然り。
この"Carry On"も、コーラスなのに、攻撃性すら感じさせる刺すような鋭さがあります。
今日のラストは、昨年突然の解散を発表したダフト・パンク、2007年のステージでお別れです。
★トーマ・バンガルテル(Thomas Bangalter, 1975.1.3 - )47歳の誕生日。フランス出身のミュージシャン。ダフト・パンクのメンバー。
“Daft Punk - One More Time, Aerodynamic” 2007
今日も元日に引き続いて、浅間山からの1枚でお送りします。近くからの写真だと迫力ありますねー! 薄っすら噴煙も見えているのかな!?
では、また明日〜♪
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