多国籍チームあるある|大学院留学
こんにちは!2022年9月にHult International Business Schoolロンドン校に入学して、昨日から二学期目が始まりました。
1学期のHultのレビューが気になる方はこちらの記事をどうぞ!
さて、今学期のリーダーシップのクラスでは、
国際的なチームでの成果の出し方、つまり
多様な背景を持った人が集まったチームを成功させるには?
というテーマを学んでいます。
今日お話ししたいのは、「多国籍チームあるある」です。
多国籍チーム、いつも課題しかない件
多国籍チームで働くとなると、
文化の違いやコミュニケーションのすれ違いが起こることは必須です。
なんかこのチームメンバーと相性悪いな…とか、
この文化圏の人とはあまりいい思い出がないんだよな…など、
多国籍チームでなんだかうまくコミュニケーションが取れない
なんてことは、多々起こることかと思います。
今回は完全にビジネスの文脈での多様性の話になりますが、
ハーバードビジネスレビューが出版したManaging Multicultural Teams『多国籍チームのマネジメント』によると、
多国籍チームでの課題あるあるはどうやら4種類ありそうとのこと。
1、直接的 VS 非直接的コミュニケーション
これは一番よく聞くあるあるかと思います。
チームメンバーの中には、
直接的で明示的なコミュニケーションをとる人もいれば、
間接的なコミュニケーションをとる人もいます。
ちなみに、日本では間接的な方法がよく使われています。
例えば、プロジェクトの問題点を指摘する代わりに質問をする、
などが間接的な方法の例です。
このような違いを、
自分たちの文化のコミュニケーション規範に反するとみなすと、
人間関係が悪化することがあります。
2、言語のアクセント・流暢さに課題がある
チームの主要言語に精通していないメンバーは、
自分の知識を伝えることが困難な場合があります。
その結果、チームの専門知識が活かされず、
相手への不満や無能さを感じ、チーム内で分裂が起こることも。
3、ヒエラルキーに対する考え方が違う
これは特に会社で働く場合に当てはまります。
階級的な文化から来たチームメンバーは、
組織の地位によって異なる扱いを受けることを期待しています。
一方、平等主義的な文化のメンバーはそうではありません。
このような期待に応えられないメンバーがいると、
屈辱を感じたり、地位や信用を失ったりすることがあります。
4、相反する意思決定の「あたりまえ」
これは肌感ですが、
私が今まで経験してきた多国籍チームあるあるでいうと
2番目によく起こる問題です。
メンバーによって、
決断の早さや事前にどれだけ分析するべきかには差があります。
早く決めたい人は、
時間がかかる人にイライラすることもしばしば。
例えば、Hultの1学期目のチームワークでよく聞いたのは、
効率的にプロジェクトを終わらせることを高く評価する文化圏
VS 時間をかけてもいいから慎重に決断をしたい文化圏
の対立でした。
と、ここまで多国籍チームの課題あるあるを紹介しました。
多国籍チーム(背景も思想も異なるチーム)の中で、
一人ひとりが個性を活かして自己実現ができるような組織を作るには、
リーダーがこの4つの課題を認識することが非常に重要だと感じました。
4つの課題を認識した上で、どうすれば個々の良さを引き出せるのか?
今後の授業で学ぶことになります。楽しみです!
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