見出し画像

脱皮し再生する年に、福贈りを。

あけましておめでとうございます。

原始信仰が色濃く残る山深い聖地に一人、登拝する静寂の年越しでした。

現地で何度か通りすがりの方に声をかけていただき、なぜかいきなり「〇〇も行くといいよ」と教えていただいたところがことごとく、黄泉帰り(蘇り)や胎内くぐりの云われをもつ神域。

そういえば今年は巳年。蛇が脱皮するように古いものを自ら手放し、再生するとされる年です。

胎内くぐりは、思うように身動きがとれない窮屈さや昏さを通り抜けた先に、眩しい光が差し込むような新生があります。

何か新しいものや、自分自身をまた再び新しく生み出そうとする時は、先が見えない恐れや不安、立ち塞がる障壁に諦める自己不信をまず脱ぎ捨てろ、ということなのかなと。

神域から戻り下山しようとすると、また知らない方に呼び止められ、にっこり「お姉さんにこれあげる。幸せの印ね」と、あるものを手渡されました。

一人で秘境と呼ばれる山中を歩いていると、こんな不思議で優しいご縁がするすると現れます。
人生は本当は、自然の理、流れのままに力を抜いて歩いてると、そこらじゅう奇跡に満ちてるのかもしれない。

大胆に脱皮し、新しく生まれ変わることを歓迎し、私もまた出会う人たちに、なんのためらいもなく幸せの印を手渡す、福贈りをする年にしたいと願っています。

今年もどうぞよろしくお願い致します。

皆さまの新年も、奇跡と笑顔に満ちたものでありますように。

いいなと思ったら応援しよう!