安倍晴明神社で占いに打ちのめされる夏日の試練
今日は天赦日。陰陽道で「一年で最上の吉日」、あらゆることが天に赦されるとされる最高の開運日ゆえ、ここでまたくだらない、どうでもいい告白をしておきます。
日本最強の陰陽師、安倍晴明といえば京都・一條戻橋にある晴明神社が有名な観光地と化してますが、実は生誕地とされる大阪にも安倍晴明神社が。
私、こちらの神社が好きでして先日も出張ついでに参拝。
占い師としても超敏腕だった晴明にちなんで、この神社は境内に日替わり占い師さんがいらっしゃるのですが、この日たまたま暇そ…もとい。空いてたのでお願いしてみました。
看板娘(性別聞いてないけど)は、ちょっと目力が強めです。
占いたいこと3つ選んで、と手渡された紙にはなんと!占ってみてもらいたい項目がまったくない…!(家族とか受験とか子宝とか、私に関係ない項目ばっかりだった)
しばし迷って仕方なく消去法で「じゃあ、仕事とお金と、け…(結婚)」と言いかけたら、占い師のおばあさまが「健康ね」
私「は?いえ、け…」占「健康。人間ドック行ったほうがいいね、あなた。痩せすぎよ」
私「(それは占いなのか…?!)い・い・え!結婚でお願いします!」←どうでもいいのに、なんか意地になった
占「結婚…したいの?」私「し、したいかって聞かれたらさほど…しなくてもいいっていうかなんていうか、したらだめですか?」
占「したらだめなんてことはないわよ、そんなことないけど、しなくてよさそう」
私「(暗にそれ、しないほうがいいって言うてるやん!これも占いなのか?)」
なんだかんだありつつ占いは進み、いよいよクライマックス。
占「あなたほんと商売運、財運、とにかく仕事の運がいいわー。仕事まだまだこれからが本番」
私「こっ、これからですか?もう引退時ですよ、50ですよ私」
占「引退?冗談じゃないわよ、あなたこれからよ。もっと稼いでからにしなさいよ、そんなこと」私「なんかすみません…」
占「とにかくね、人生いろいろ波乱万丈あったみたいな運勢だけど、これから最高だから。大きな波にのって」私「波…ですか…ところで最後の、け…(結婚)」
占「健康だけは心配よ。人間ドック行きなさい。せっかくの商売運、財運を使いまくる前に健康が」
私「いやだから、健康じゃなくて結婚のほうを…」
占「結婚のことはもういいんじゃない。あなた一人で生きてける商売運もってるわよ」私「えええ?!いったいどう出てるんですか?それ教えてくださいよ」
占「聞きたい?」私「(最初からそう申し込んでるやん!)」
占「時々こういう人いるんだけど」私「はあ…(何言われんだろ)」
占「商売運ほんといいの。しかも人気運がある。これからすごくモテる。よりどりみどり」
私「い、いいじゃないですか…もしかして人類最強なんじゃ…(気配すら感じないのが心配だけど)」
占「でもなぜか結婚運が見えない人っているのよねえ」私「え」
私「それって、この先可能性ゼロってことですか?」占「ゼロとは言ってないわよ。ずっと先に可能性があるかもしれない」
私「あるかも?!ずっと先だとお?」←つい口調が
占「いいじゃない、商売運あるんだし楽しく生きればいいのよ!一人に絞らないで適当に沢山と遊べばいいのよ!」
私「(おばあちゃん…だいぶ感性が新時代だな…!)」
なんていうか暑さ以上の試練に試されてる気がしたので、それ以上食い下がるのはやめて静かにおいとましようとしたら、
占「最後にもうひとつ、言っておきたいんだけど」私「ありがとうございます、なんでしょう?」
占「人間ドック行ってね!」私「(それもうこの30分で4回は聞いたで、おばあちゃん…!)」
実は、今週もともと人間ドックの予約入れてたんですよね。奇妙なことに。
というわけで、人間ドック前に占い結果でアイスやけ食いしてしまって万全の備えではありませんが、血を抜かれたりカメラぐりぐりされたり、全然見えてないのに勘で視力検査を欺いたりしながら、
この先の人生どんな商売で生きていくかに、しばし思いを馳せてみることにします。
皆さまの明日も、ご武運を。人間ドックもお忘れなく。