AppleとOpenAI

AppleがOpenAIへの出資を取りやめた。しかし、提携関係は残っている模様。
OpenAIとしては、40億人と言われるスマホユーザーのうち10億人程度がiPhoneユーザーからアクセスされる可能性があるというメリットがある。少なくとも AppleAIが動くiPhone15po以降のユーザーでも数億台となる。合わせてAppleAIを利用できるAppleシリコンを搭載したMACユーザーの利用も期待される。AppleはiPhoneという資産を利用したということである。
もちろん、プライバシーの面では保護されることは、Appleは強調している。

また、こうした資本提携を行わなかったことで、Appleは他のAI業者の選択も自由にできる可能性があるということになる。AppleのブラウザSafariがGoogole以外の検索システムを自由に選ぶことができるようにしているのと同じである。
こういったビジネスモデルをAppleが最初から狙っていたとすれば相当な策略である。

一方、Microsoftは、OpenAIの出資比率を49%までにしているとことである。
Microsoftは、PCの面では、10億人程度のユーザーがいると言われているが、それのほとんどがビシネスでの利用である。
アーティスト系の利用が多いAppleのユーザーからすると、創造性の低いデータした得られないと推察できる。

同時に、Appleのデザインを担ってきたジョナサンアイブが新しい会社を作り、AIハードウェアを開発しているとのニュースも取り上げられているが、どんな物ができるか楽しみである一方、汎用性のあるiPhone以上のものができるかどうか甚だ疑問である。

いずれにしても、Appleは2011年に亡くなったスチーブンジョブスからティムクックに引き継がれ、すでに10余年経っているが、2015年からはAppleWatchというデバイスも販売され、事業も堅調に伸びている。

ジョナサンアイブやかつてのAppleUIの立役者ビルアトキンソンなどがいなくなった後も、Appleらしさを見失わない製品を出し続けていることは素晴らしいことだと思う。

参考ニュース
https://iphone-mania.jp/apple-588369/

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