AIで仕事がなくなる?
AIに仕事が奪われると言われることが多いが、これまでも似たような局面は数多くあり、それでも時代は変化しながら世界は続いていることを理解しておいた方がよい。
AIが仕事をしてくれるなら、労働時間を8時間から4〜6時間にして、ゆったりした生活にすればいい。あるいは、雑事をAIに任せて、他の生産性のあることに時間を回してもよい。
8千万人まで人口が減ると言われている日本では、AIは助け船になる。前向きに考えなければならない。
誰だったか、YouTubeのPivotチャンネルで、グーテンベルク(発明者に異論もあるようですが)が活版印刷を発明したため、欧州の中世は崩壊したと話していた。
近代の日本においても、戦後、「金の卵」と呼ばれ、都会に働きに出てきた大勢の労働力は、その後の機械自動化の進展で多くの仕事を失ってきた。具体的なところでは、駅の改札員などがそうだ。
改札員がいた頃は、切符を切ったかけらが散乱して酷いものであったし、立ちっぱなしで切符を切りながらチェックするのは相当な重労働だったと思う。
それが自動改札になり、駅員の数は少なくなっても駅は稼働できるようになった。また、自動改札の機械が1千万円だとしても、人件費と比べると2、3年で元が取れ、文句も言わないし、上司もパワハラのしようがなく、いいことづくめである。
計算や文章の制作などの部分でも、AIと言えないかもしれないが、私が大学生の頃からパソコンが普及し、それまでそろばんや機械式計算機を使ったり、手書きで何度も校正していた文章作成に手がかからなくなった。
現在、個人的なことでは、音楽作成が劇的に楽になっている。CDなどを作る際のマスタリングという機械的な作業を今まで人がやっていたが、AI的なアプリがあり、ものの数分でマスタリングしてくれる。
過去に私は、米の生産抑制のための転作(減反)の仕事をしていたことがあるが、補償金(転作奨励金)を払う際、地元自治体が各農家の田んぼ一つ一つの面積を確認し、転作した田んぼの面積に応じてお金を支払っていた。
私が担当した当時は、すでに大型コンピュータで計算処理していたが、過去には商業高校の生徒を雇ってそろばんで計算していたという話を聞いて驚いた記憶がある。
このように、機械化、電子化や中国などへの製造拠点の移動で「金の卵」と呼ばれていた人たちのいわゆるブルーカラーの仕事がなくなっていったように、AIでは、今度はホワイトカラーの仕事がなくなっていくだろう。
試しにChatGPTで文書校正をさせてみたが、現段階の大規模言語モデルのAIでは、読みやすいがまったくつまらない文章になってしまった。生成AIで作った画像もどことなくつまらない。無料であるうちはよいが、有料となると話は別である。
いずれAIは人間らしさを取り入れるのだろうか?その人間らしさは、一体誰の個性になるのだろうか?
発明や発見、芸術の創造は人にしかできない。発明や発見は、疑問や困難から生まれる。AIは、その結果を学習して模倣するだけだ。シンギュラリティと言われているように、AIが相対性理論のようなものを発見できるとは思えない。
将棋の藤井聡太のように、コンピュータ将棋で今までの定石にはなかった新たな手筋を身につける人もいるが、それはコンピュータのアルゴリズムから出てきたもので、真のシンギュラリティではない。
また、商売の相手は人であることは変わらない。顧客がAIの出す結果に満足できなければ、商売は成り立たない。いずれAIは人間臭さを持つようになるのでしょうか?その人間臭さは一体誰の個性となるのでしょうか?
発明や発見、芸術の創造は人にしかできません。発明や発見は、疑問や困難から生まれます。AIはその結果を学習して模倣するだけです。今のAI技術では、シンギュラリティが来るとは思えない。アトムのようなロボットが出てくるとは思えない。
時代は変わる、新しい時代をワクワクしながら待っていようではないか。
なお、この文章は、chatGPTに校正をしてもらったことを付け加えておく。