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新会社で実現したい「3つのドリーム」
NewsPicksを退任してはや半年。
過去6ヶ月間、何十人ものプロや起業家や投資家や友人にフィードバックをもらいながら、事業プランを練り込み、ついに起業準備が整いました(詳細なプランは後日お伝えします!)
なぜ今、起業するのか?
それは3つのドリームを成し遂げたいからです。
クリエーター・ドリーム
1つ目は、「クリエーター・ドリーム」。
今、世界では「クリエーター・エコノミー」がバズワードになるほど、クリエイティブ分野に才能とお金が集まっています。
YouTube、Netflix、TikTok、Disney+のような映像プラットフォーム、BTS擁するHYBEのようなスタープラットフォーム、スタジオドラゴンのようなドラマ製作スタジオ、Substackのようなニュースレタープラットフォーム、WEBTOONのような漫画プラットフォームなどなど、百花繚乱です。
翻って、日本ではあまり景気のいい話がありません。
その理由は明白です。
古いシステムを革新する挑戦者が現れなかったからです。テレビも映画も新聞も出版も芸能も、既存プレーヤーによる寡占状態でマーケットが閉ざされているからです。狭くて古い村社会になっているのです。
対照的なのが、韓国です。
アントレプレナーが続々と登場し、ハリウッドモデルに学びながら、エンタメ、コンテンツ、メディア領域を進化させています。
NiziUを産んだJYパーク、BTSを育てたパン・シヒョク、CJエンターテイメントの礎を築き、「パラサイト」をアカデミー賞受賞へと導いたイ・ミギョンなどが代表格です。
日本でもすでに、革新を起こした企業があります。
それは、漫画アプリのピッコマです。
日本をベースに世界最大の漫画アプリへと成長し、ピッコマを運営するカカオ・ジャパン(韓国カカオの日本法人)の企業価値は8000億円を超えています。
日本の地上波5局を合計した時価総額は、1.2兆円強(最大が日本テレビの3511億円で、最小がテレビ東京の613億円)。今の勢いで伸びれば、カカオ・ジャパンの企業価値は、テレビ全局の合計を超えるでしょう。
世界の市場だけでなく、国内の市場ですら、新たな挑戦を海外のプレーヤーに頼っている。これはあまりに情けない。。。
そこで、日本にも新しい「クリエーター・ドリーム」を創るべく、新たなコンテンツ・メディア企業を創ることを決意しました。
どうすれば新しい「クリエーター・ドリーム」を生み出せるのだろうかーーそう思い悩んだ末に浮かんだのが、「スタートアップ・ドリーム」とつなげるアイディアだったのです。
スタートアップ・ドリーム
2つ目のドリームは、「スタートアップ・ドリーム」。
実は、当初は上場を目指さないつもりでした。少人数のブティック型企業にしようとも考えました。
コンテンツ・メディアという事業の特性上、上場とあまり相性がよくない(国内でこの分野の上場企業は多くありません)、コンテンツは長い目で投資する必要があるため、短期的な利益を求める株主と相性が悪い、などいろんな懸念点がありました。
しかし、じっくり自分と向き合う中で、「これは単なる逃げなのではないか」と感じ始めたのです。
コンテンツ・メディア企業は未上場の方が発展するのか?
むしろ、資本市場としっかり向き合わず、ガバナンスも杜撰だったため、日本のコンテンツ・メディア企業は経営が進化しなかったのではないか?
資本市場をうまく活かしたからこそ、ネットフリックスはここまで発展したのではないか?
米国ではスタートアップマネーを貪欲に取り込むニューメディアがたくさんあるのに、日本ではなぜないのか?
HYBEも、CJエンターテイメントも、スタジオドラゴンも、JYPエンターテイメントも全て上場して世界進出を果たしているではないか?
それなのに、最初から未上場と決めつけて、舞台に上がることすらしない。それは情けないことではないか、と感じたのです。
むしろスタートアップマネーを活かすことで、コンテンツにリスクマネーが流れる道を日本で創りたい。
世界ではお金がジャブジャブなのに、日本のコンテンツ業界はお金がカツカツーーこのギャップを埋めることに、新会社の意義があるのではないかと考えたのです。
新会社は、ベンチャーキャピタルからの出資も受け、「通過点としてのIPO」も目指します。
そして新会社のメディアでは、新時代を創るスタートアップのストーリーもどんどん創っていきます。
我々自身が「スタートアップ・ドリーム」を追いつつ、様々な起業家の「スタートアップ・ドリーム」をストーリー化していく。そうすれば、より魂の込もったコンテンツを創れるのではないか。
傍観者ではなく、実践者だからこそ生み出せる。そんなコンテンツを世の中に届けたいと思っています。
ジャパニーズ・ドリーム
3つ目に実現したいのは、「ジャパニーズ・ドリーム」。
ドリームが必要なのは、コンテンツやスタートアップの世界だけではありません。
昭和は遠くになりにけり。コロナショックが日本の変化を加速させる中、新しくて、彩にあふれるジャパニーズ・ドリームが求められています。
宇宙、地球、国、地域、会社、NPO、家族、友人、個人など、いろんな単位の、いろんなドリームがあっていい。ドリームが小さいか、大きいかよりも、ドリームのカッコよさが問われます。
すでに世界のどこかで、新しい「ジャパニーズ・ドリーム」を体現している人が、ポツリポツリと生まれつつある気がします。
そんなカッコいいモデルを、映像や活字のストーリーとして伝えていくこと。そのストーリーによって、経済や人の心を動かし、よりよき未来を創ること。
それを新会社のビジョンとして、経済コンテンツとメディアを磨き上げていきます。
創業期メンバー募集中
とここまで、勇ましく語ってきましたが、私はコンテンツバカのため、経営者としてはピカピカの1年生。欠けているところだらけです。
新会社では、コンテンツをキングとします。しかし、横暴なキングではなく、ビジネスやテクノロジーと手を取り合う、懐が深くて、心の広いキングにするつもりです。
コンテンツだけでは、コンテンツは輝きません。マーケティング、テクノロジー、デザイン、プロダクトマネジメント、データサイエンス、ファイナンス、コーポレートなど、全てが噛み合ってこそ、最高の輝きを放ちます。
現在、明るくて頼もしいメンバーが続々集まってきていますが(ハフポスト前編集長の竹下隆一郎さんも創業メンバーです!)、今も新会社の創業期メンバーを以下のポストで絶賛募集中です。
・CTO
・プロダクトマネージャー
・CFO
・コーポレートリーダー
・コンテンツプロデューサー(映像+活字)
ご興味を持って下さった方は、以下のいずれかの連絡先に、レジメと志望理由をお送りいただければ幸いです(詳しい仕事内容や待遇などは、面接でお伝えします!)。
・メールアドレス:norihiko.sasaki@outlook.jp
・Twitter:https://twitter.com/norihiko_sasaki
・Facebook:https://www.facebook.com/norihiko.sasaki.5
ぜひ「3つのドリーム」を実現できるよう、早速、コンテンツ創りに取り掛かりたいと思います。