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内尾紀彦のKOE BLOG-歳をとるとなぜ声は変わるか?-

みなさんこんにちは。
そらいろ耳鼻咽喉科センター北駅前院院長の内尾紀彦です。
本日は「歳をとるとなぜ声は変わるか?」について書いていこうと思います。
最後まで読んでいただけたら嬉しいです。

年を取ると体のさまざまな部分が変わるのと同じように、声も変わります。声は、私たちの体の一部として作られるので、体の変化が声にも影響を及ぼします。


声帯の変化:声を作る声帯は、筋肉と結合組織でできています。
年を取ると、この組織が柔らかさを失い、硬くなったり、痩せ細ったりします。
これにより声帯の振動の仕方が変わり、声の質が変化します。


筋力の減少:年齢とともに筋肉が衰えることが一般的です。
これが、発声に関わる筋肉にも影響を及ぼし、声の強さやトーンに変化が生じることがあります。


呼吸力の変化:声を出すためのエネルギーは、呼吸から来ます。
年を取ると肺の機能が低下し、呼吸の力が弱くなることがあります。
これにより、声のボリュームに影響が出ることがあります。


体の乾燥:加齢により体の水分保持能力が低下し、のどが乾燥しやすくなることがあります。
のどが乾燥すると、声がかすれたり、低くなったりすることがあります。


その他の健康問題:加齢に伴う様々な健康問題、例えば、ホルモンのバランスの変化や、特定の病気、薬の副作用なども、声の変化の原因となることがあります。


以上のような要因が組み合わさることで、年を取ると声が変わることがあります。
それぞれの人の声の変化は、その人の健康状態や生活習慣、遺伝など、様々な要因によって異なります。

本日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
次回の記事もお楽しみにしていてください!


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