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【キャリア相談】一直線じゃなくていい。だけど、『こだわり』を捨てない。
「環境問題に興味があって仕事を探すけれど、なかなか希望どおりの求人が見つからない」
「子どもの貧困を解決することに人生をささげたい。どんな仕事がありますか?」
仕事がら、社会課題に強い関心を持ち、その解決を仕事にしたい方々によく出会います。しかし、「やりたいこと」と「お金」、双方のバランスがちょうどよい仕事を探すのはなかなか難しい。
つぶさに調査したわけではなく、私個人のざっくりした主観ですが、ソーシャルセクター(NPOや社会的企業など社会課題解決をする組織)の給与は、ビジネスセクターの3~5割減くらいじゃないかと・・。
ビジネス経験のない新卒の人にとっては、自分が生活できる給与をもらえる案件を探すのも大変だし、一般企業からの転職を検討する人にとっては、年収を下げても飛び込むだけの覚悟が問われます。
なかなか合う求人がないな・・と悩んだら、一直線に進むことをいったん頭の隅にやり、「嫌いじゃないこと」や「『やりたい仕事』で役立ちそうなスキルが身につきそうな仕事」の中から選んでみるのはどうでしょうか。
先日、同じ職場(NPO法人ETIC.)のスタッフが、こんな風にアドバイスしていました。
「ずっと子ども支援に興味があったけれど、新卒入社は全く違う業種の会社で働き、その後ETIC.に参画。ETIC.の仕事は、直接子どもにかかわる仕事ではなかったけれど、色々な団体や社会課題に関する情報を得て世界が広がりました。今は、ETIC.の仕事をしながら、3つの団体で子ども支援の仕事・ボランティアをしてます。1歩動くと、また見える世界も広がります。自分が生活するお金を稼ぐことも必要だと思うので、まず社会に出てみて、その中でも自分の『こだわり』を忘れずに、関りを持ち続けたり、情報収集したりするといいのではないでしょうか」
ETIC.メンバーの経歴を見ると、新卒(というより学生時代)から入社した人もいますが、全く別の業界から転職してきた”ジグザグキャリア”な人も多いです。
もちろん、わき目も触れずにがむしゃらに現場飛び込んだり、自ら起業したりという道もあるかと思います。できる人は、どんどんやったらいいと思っているし、応援しています。
でも、そこまでの決心がつかない人でも、夢は逃げませんから。
答えは一つじゃないと思います。
いつかチャンスが巡ってきたときに、迷わず飛びつけるように、
したたかに夢の準備をしながら、今をちゃんと生きる。
そういう夢の叶え方も、あるんじゃないかと思っています。
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ソーシャルセクターへの転職を検討している方は、DRIVEキャリアもご覧ください。
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