統計準1級で出てくる記号・数学・日本語の表現集
マイナーな数学的な表現や統計に出てくる一般用語をまとめます。
(α, β]
$$
q \in (0, 1]
$$
$${\in}$$は"is an element of"の数式表現。
(0, 1]は0より大きく1以下であるということを表す。
つまり、qは0より大きく1以下であるということ。
∝
比例(proportional)を示す。
これを使い$${x}$$が$${y}$$と反比例である(x is inversely proportional to y)ことを表すには以下になる。
$$
x∝ \frac{1}{y}
$$
漸近(ぜんきん):
あるものが「次第に近づく」という意味で使われる。数学では、曲線や関数がある特定の値や線(漸近線)にどんどん近づいていくが、決して完全には接触しない、という現象を指す。たとえば、関数$${y=1/x}$$は、$${x}$$が無限大に近づくにつれて 0に近づきますが、決して 0にはならない。
このような関係を漸近という。英語では「asymptotic」という。
漸化(ぜんか):
「少しずつ変化する」という意味で、主に数列や関数の変化の過程を示す場合に使う。前の項や現在の値から次の値が少しずつ計算されるような「漸化式(recurrence relation)」などで使われる。