離婚することにしました。18
100%私が悪いのです許してください。
関係は日増しに悪化した。
頭を下げながら、心では私だけが100%悪いとかないだろうよと真っ赤な舌を出していた。
何度も謝罪しても一向に許す素振りすらしない配偶者に対して、じゃあどうしたら納得するんだよ!と内心では終始イライラしていた。
こういった本心から謝罪していないところを配偶者は敏感に察知し、全く反省の色がみられない!と、怒り狂った。
もはやどこにもゴールはなかった。
「どうしたら以前のような関係に戻れるのか具体的な提示がない、どうしたらいいですか?」
私は配偶者に丁寧に尋ねた。
配偶者からの返事は、
『こちらが納得するまで許さない』だった。
友達に相談した。
友達曰く、
あんたの性格もだいぶおかしいけど、あんたが言っている事を半分で聞いても、あんたの旦那は心病んでるから仲直りは出来ないんじゃないの?と。
母親にも相談した。
母親曰く、
子供に暴力を振るわないのだったら、適当に付き合えばいいじゃない。
子供のお世話をしてくれるんだから、そこだけ良しとしとけばいいわよ、と。
私は、配偶者と同じテーブルで食事を取ることが出来なくなった。
咀嚼音も気持ち悪いし、いつも苦々しく私を見てくる顔も気持ち悪くて見たくなかった。
なにより配偶者の匂いが壊滅的にダメになった。
配偶者は子供に対して笑顔で、私と目が合った瞬間に般若の顔になるのは凄い反応だと思わず笑ってしまっていた。
私の笑い方も怒りを買うので、とにかく一緒の空間に居る時間を減らす方向に動いた。
私は極度のストレスで突如腕が固まって動かなくなった。
あいかわらず毎週末高熱が出た。
看病してくれる家族などおらず、いつも週末は絶食だった。
1016年7月に突如起きた事件はあれども、お盆も正月もやってくる。
お盆と正月は配偶者の実家に行くことになっていた。
2016年8月から2018年1月までは、まだ何も分からない子供を連れて配偶者の実家にお邪魔した。
子供が小さすぎることを理由に日帰りにしてもらった。
義両親の前では夫婦仲良くやってますよと、配偶者も私も演技をした。
むやみに老人を傷つけたくなかったから、ただそれだけ。
行きと帰りの電車は、とにかく無言で下を向いていた。
一日がびっくりするほど長くて、あの時以上の死んだ笑顔はしたことがない。
愛情も何もないのだが、子供のために。
なんとか形式上の上辺だけの関係を継続しようともがいていた。