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ジャズ、ボサノヴァフルート。簡単な譜面と暗号?長い演奏の謎。

ジャズフルートだけに限らないの話です。

私のジャズ、ボサノヴァフルートクラスでの会話の例です。

生徒  先生、ジャズの譜面ってどんなのですか?
    
私   はい、こんな感じよ。A4の1枚の譜面を渡します。

生徒  あの。。。。 (妙な雰囲気が。。。)
    演奏の譜面なのですが。

私  それよ。テーマとコードが書いてあるでしょ。

生徒  ぎゃー 、これだけですかっ!!
   演奏が長くないですか?
   

私  そうよ。演奏が長いのはテーマと同じ尺を繰り返すから。
   ちなみに、基本的には1回演奏したアドリブは2度同じ演奏できないのよ。

生徒 イメージしてたことが、全て覆されました。
   だから、コードを見て即興演奏するために理論を学ぶのですね。


という感じです。

小さなジャズコンサートでは譜面台にA4の譜面が1枚がペラっと置いてあるだけで何分も演奏してるけど、どうやっているんだろう?
と、思ったことなですか?

それは、譜面に書かれているのはテーマ(その曲のメロディ)と、各小節に付けられたコードに従って2周、3周と即興演奏しているのです。

ペラっとした譜面に書かれた楽譜は超シンプル。ジャズなら基本32小節、ブルースなら12小節で書かれているので、その尺を2周目以降はコードに従って即興演奏している訳です。

つまり、ジャズのスタンダードの基本的パターンとして

テーマ 32小節 ➕2周を即興演奏(32✖️2=64小節) ➕最後にもう一度テーマ(32小節) = 128小節 を演奏してることになります。

即興演奏の回数はx time です。

A4の譜面をそのまま書かれた楽譜を演奏するだけなら、多分数秒で終わってしまいますからね。

もし、ジャズやボサノヴァフルートでアドリブ譜が書かれた譜面をお持ちなら、そのアドリブ部分はきっとテーマと同じ尺でできているはずです。

簡単な譜面と暗号?長い演奏の謎
なるほど。と思っていただけましたか?


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