腸日記#15 あなたが魂に従って生きようとする時、神的な力が引き出され、生命に相克が起こる。
昨日facebookに書いた、お月さまへの願いごとについての投稿。
わたし的には保存版なので、腸日記に書き直して再掲。
お月さまへの願い事
広がりたいとき、いろいろやっているとき、エネルギーは分散する。
あれもこれもやりたい。
あれもこれもできる。
それが資格であったり、趣味であったり、得意技であったり、仕事であったり。人のために役立てるエネルギーも、とっておきたい。
掛け算の強みを支えるのは、自分のたったひとつの肉体。
分散しすぎて船がバラバラにならないためには、ひとつの方向性への推進力が必要になる。
その推進力と、いかに同調していけるか。
お月さまへの願い事は、潜在意識に刷り込むとか、アファメーションとか、そんな小さなことではない。
お月さまは、わたしたち人間にとって、外界への反映を担う神。
あらゆるご先祖さまが住まう場所だよ。
「おかげさま」の聖地。
そこに、祈るということ。
船が安全でありますように。
また、ここへ、還ってこれますように。
「ここ」っていうのが、お月さま。わたしたちの生まれた宇宙。
「すでに実現したようにビジュアライゼーションする、言葉にする」ってよく言うけど、その本質は、「ここへ、還る」という意識にある。
わたしたちは地球からではなく、お月さまから、月の公転軌道内からそれを願うんだ。
推進力とは、自分で押す出す力とか、どこか未来へ引っ張られる力ではない。
鮭が、生まれた場所に帰還する力なんだよ。
これ以上ないほどの、圧倒的な推進力。
その力への帰依が、月に願うということだって、わたしは思うんだよね。
相克の力
鮭の自我は、神々が預かっているから、鮭はただひたすら、生まれた故郷に向かって、次の命へつなげるために川を遡る。
人間の自我は、神々がわたしたちに預けた。
自我を預かっているって、すごいことなんだよ。
だから人間は、自らものを創ることができる。一人一宇宙の人生を歩むことができる。
人間が、魂の故郷に向かおうとする時。
あなたが魂に従って生きようとする時。
命の流れを遡るような動きが生じる。
自然の、時間の流れを相生といい、遡る力を相克という。
相生と相克は、陰陽五行の中では、木・火・土・金・水、それぞれの属性との関係で説明される。
人間の自我は、この中には入っていない。
自我は、地軸のイメージ。
宇宙の力が地球に作用するとき、地球時間で生きる推進力の軸になる。
生命の相克は、自然界の中では、属性の破壊関係を示す。
内側の五芒星の動き。
相生は創造関係だね。外側の時計回りの円環の動き。
相克の五芒星形も、時計回りに回っているの、わかるかな。
地球時間の流れに沿っているから、川を遡った鮭はそこで産卵して生き絶え、命を次につなげる。
自我に気づいた魂は、肉体存在ではない。
だから、時間とは反対方向に進む。
左回りの五芒星形を歩む。
これを空間的に、身体感覚を使って体験するのが、オイリュトミー五芒星形のフォルム。空間的には、人体を床に置いて、頭部から右足へ進み、左手、右手、左足、頭部へと進むように動く。
自我に気づいて、自我を超えて肉体を使う、贅沢な時間を、オイリュトミーは持っている。