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ライブ授業 ビデオ会議比較

5/25, 2020更新

ビデオ会議システムなど大学利用で試用運転をしたUEまとめ。他大学の先生方と練習会をした結果の、個人の見解です。インタラクティブ、アクティブラーニングをライブ授業で実現するにはという視点で練習会をしてきました。非同期でアクティブ・ラーニングをすることとは異なりますのでご理解ください。

結論としては教育用に開発されたZoomが一番使いやすいですが、

!!!アクティブラーニングを諦め!!!、先生だけしゃべる系講義なら、どれもあまり変わりません。

全員おだまりボタン(All Mute/ All unmute)やクリッカーなど細かい部分でインタラクティブな授業進行はZoom以外では難しい。大学で推奨・非推奨があれば誰もが自由に使うことはできないので、デメリットを理解して補完していく必要がある。

★Google Meet:

無償。Google Classroomに実装され使いやすくなった。固定リンクの簡単生成と表紙に表示機能。ウェビナー系には良いが、アクティブラーニングには少々手こずる。グループワークをするには、Google Doc/Slide/Sheet上で、グループ分けをしてそれぞれにMeetのリンクを割り当てて学生にクリックさせるしかない。(実装に向けて開発中らしい)。参加時がわかりにくい。画面共有問題なし。

Google Classroomを中心に授業展開をし、ちょっとみんな集まれ、説明するよというような使い方なら便利かと。可能ならライブ授業はZoomと組合せていったほうが良さそうではある。

★MS Teams Meeting: 

有償。Google Classroomのようなクラスマネジメントや課題の機能と、クラス内ミーティングが可能。予めグループ分けをした固定グループの【チャネル】毎にグループワークをさせることは可能。固定グループでグループワークさせるなら悪くはない。大学でTeamsのみならば、グループワークは1ヶ月固定でタスクを与えるなどの工夫が必要。別途Google Classroomや大学LMSがなくとも課題を出したり周知するなどのクラスルームマネジメントができる。今後MeetingがZoom-likeになっていくようなので、期待(Breakout機能の実装を開発中:発表あり)。しかし、大学が学校法人契約をしている必要あり。

⇨5/25追記:チャネル(Standard)を複数作成しておき、学生にどの部屋に入るかを指示(予め配布や共有)することで、授業中複数回のグループワークや、毎回異なるグループでのワークをすることができる

⇨5/25追記:チャネルを作成する時に「Private」にしておくと、他のチャネルは見えなくなるため違うチャネルに入り込む間違いを防ぐことができる。

Meeting参加時に、うっかり新規でMeetingを始めてしまいがちな「罠」がある。他団体とのMeetingが機能制限が多い(セキュリティ上重要ではある)。ゼミなどでプロジェクトベースの進行をするにはよい。画面共有問題なし。

公式サポートページ(導入と利用)はこちらをクリック

★WebEx Meeting:

信頼のブランドCisco社のサービス。これは、なんと!教育用のWebEx Trainingとは別物!これだけでは無償だがGoogle Meetと変わらない。画面共有をしながらビジネス会議をするにはよい(参加者の目的意識がはっきりしており、モチベーションが高いゼミなど)。グループワーク不可...次Trainingを参照。画面共有問題なし。

(無料アカウントの削除ができず本社のサポートと電話で解決した経緯あり)

★WebEx Training:

利用できる法人単位の契約が必要($24/user高い!)グループワーク(Breakout)は音声のみとなる。それを除けば、インタラクティブな授業はしやすい。画面共有問題なし。

法人サポートが手厚く、昨日メールで急ぎのヘルプをリクエストしたら午前2時なのに電話が来て解決しました。(後で夜中に電話してごめんねメールも来ました)

参加者が入れないトラブルはよく聞く(私も入れなかった時があり。門番=セキュリティが厳しいからかなと)

★LINE Works:

LINEチャットではなくビジネスグループウェア。画面共有可。ゼミのように互いのコミュニケーションが必要な場合は、手軽にチャットやビデオ会議ができて良いのでは。LINEオープンチャットよりもビジネスツールが豊富。LINE公式アカウントは周知連絡用のみ。登録者が誰だか、登録者相互の連絡、音声・ビデオ会議もできない。LINEという気軽さが学生にはいいかと。

★Zoom:

教育には必要な機能が揃っていて、アクティブラーニングをするならZoomのBreakout Roomsが最適。ビデオでアトランダムにその場でグループを作り、かつ先生が各部屋を巡回できるのは、現在Zoomのみ。MSやGも開発中らしい(MSから発表あり)。セキュリティが取り沙汰されているが、経営側がそれを理解しユーザがきちんとしてくれればZoom一択。(私の大学はZoom推奨)。画面共有問題なし。ウェビナーとしてもクリッカーやチャットが使え大人数の講義でも運営しやすい。

★Remo:

主催も参加も気楽で、ページがポップなデザインで和みます。学生はテーブルを自由に移動可能。自分でテーブルを選んでグループに参加してグループ内で、画面共有、ビデオ会議ができる。最大の利点は、先生が「プレゼン」を始めると、一斉にテーブル内で何もできなくなり、先生のプレゼンを見るしかない。クリッカー的なものはあり。また、プレゼン中は、テーブル着席者を指名してステージに引っ張り上げて、パネルディスカッションのようなことができる。Zoomと比べると精神的にとても楽。前期に1回ぐらいは、(プレゼン+フリートーク)x3のようなセッションで利用したい。月50ドル。

先生同士のオンライン飲み会におすすめです(14日間無料トライアルあり)

★LINE公式アカウント(無料)

◯先生⇨学生全員へ周知 ◯一人の学生から先生へチャット ◯連絡が来た学生へ返信(1:1チャット)◯一人でいくつも公式アカウントをもち一元管理(クラスごとに作成可)

✕学生同士、誰が登録しているか見える ✕学生同士のチャット ✕先生から誰が登録しているか一覧で見える(連絡が来るまで登録者は不明)

現在の私の環境

大学LMS:リンクを送ったり周知に利用。それ以外には使っていません。

Google Classroom:授業の骨幹。日付別トピックを作り、スライド、課題、動画を置くことで、ライブ授業不参加者や復習用に利用しやすいようにしている。Google Formを使ったテスト、Slide共有によるグループプレゼン作成。ルーブリック機能による採点。成績一元管理に利用。数年ずっとヘビーに利用している。他に資料庫、リンク庫、教科書(暫定)庫などのトピック。

Zoomのバックアップ用にGoogle Meetも紐付けている(not visible)。さらにWebExも用意はしている。

LINE公式アカウント:希望者のみ登録。課題や授業の周知(1:Mass)と、連絡(1:1)に利用。学生同士は連絡不可(Cyber-bullying防止したい)。再履修の学生への動機づけや、気軽に質問ができるので、1:1学生サポート用にオープン。2020年度初めて利用。

FlipGrid : 教育用動画投稿サービス。テーマを与えプレゼン動画を投稿させピアレビューまでを課題にしてGoogle Classroom内で課題として設定している。クラスメートの動画を相互に見ることで安心も与えたい。昨年度から利用。

Quizlet:単語のフラッシュカードから、自動テスト生成。単純な単語テストは好きではないが、CoVID-19関連用語(クリックして例を閲覧)など、集めたものを学生に公開。課題にはしていないが…再履修クラスで検討しようかな。通訳クラスで作らせて相互に公開という課題を検討中。Google Classroom内で資料として設定。2020年度初めて利用。

大学メール:LINE登録していない学生と連絡を取るのに利用しているが、基本的にGoogle Classroom経由でコミュニケーションもしている。

Google Drive/Doc:授業スライドはこちらで生成しClassroomにリンク。サービス開始時からずっと利用。特にGoogle Formは定期テストにも利用。集計、統計、分析が楽!

Office 365:法人ライセンスと大学ライセンスで利用可能。PowerPointで授業動画作成。Teamsも利用は可能。

Prezi Video: 授業動画作成のメインツール。スライドはPPT。

Perfect Cam2: バーチャルメイクアップ!

デバイスは、Desktop PC(Win10 Pro)、iPad Air2、Let'Note(laptop PC)、iPhone XSなど。もとWindowsのSE。

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