アレクサがいなくても…スマートスピーカーもどきで英会話を一人で練習

コロナ自粛で、夏休みに入った学生から、英会話の練習をしたいという問い合わせが多いので、まとめておきます。

余談ですが、小学校英会話の世界にいると

ロボットと英会話、AIと英会話、ペッパーくんと英会話

アレクサやスマートスピーカーと英会話

などの授業案が上がってきます。実際に100万円近いAIロボットを導入した自治体もちらほらありますし、Google スピーカーを自腹で購入して、ロボットっぽいお面をつけて教室で使ってみた先生のお話も聞きました。

無料でいけるので、無料でやりましょうよと、思います。でも頑張っている先生たちの笑顔は壊したくないので、無言で。心のなかで。

スマホで英会話の方法

アイフォンでもアンドロイドでもOK. Google アシスタント(無料)アプリをダウンロードし、言語を英語に設定(3言語まで設定可能です。)

設定の公式サポートページはこちらになります。

Google アシスタントを起動して、"OK, Google. What's your name?"など思いつく英語の質問をしていきます。ちなみに発音が悪いと聞き取ってもらえません。

こちらは英語のページ(by Conor Allison @Ambient誌) ですが、おすすめの英語コマンド101選です。

発音矯正をしたい場合は、

1)Google Chromeに音声読み上げアドインをインストールしておけば、右クリックで発音してくれます。2)または、Google翻訳のページに入力して、発音してもらいます。

練習したら、それが通じるかどうかをGoogle Assistantでやってみます。

話す相手がいるって言うだけでも、英会話の練習はすごく進みます。

しかも無料。

でも、やっぱりヒトと話さなければ、ヒトと話せるようにはなりません(重要なことです。リスニング練習はリスニング力を強化し、スピーチ練習はスピーチ力を強化しますが、インタラクションはインタラクションをして強化するしかありません)

Skype英会話(おすすめはQQ Englishのカランメソッドがコスパが良いです。ちょっとスパルタチックなので覚悟も必要かも)

English Centralというアプリ(Web)は、初心者よりも、ちょっと話せるけど、適当で、のりで話してしまうひとに、すごくお勧めしています。そういう人はテストで点数が上がらず、「本当のコミュニケーション英語はどうせテストでは測定できないんだ」と誤解しています。相手の優しさに甘んじたノリの英会話は、友達と遊ぶぐらいのレベル。相手が敵、であるビジネスでは通じなくなります。そこで、Dictation。聞いた英語をそのまま書き取る。その練習がしやすいのがEnglish Central。無料の範囲で十分練習できるのでお勧めしています。広告もないですし。他にも色々と無料アプリを試しているのですが、広告が一番つらいかな。English Centralは短い動画なところも手軽。でも手軽ということは、3日坊主になりやすいです。でも、3日坊主、いいと思いますよ。100個のアプリを3日坊主すれば、1年継続できますから。

他にも、いい自習教材はたくさんありますが、目的に合わせないとダメです。TOEICならTOEIC用の教材(公式問題集は必須)。TOEFL、IETLSなどそれぞれの攻略が全然違います。単に友だちと話したいなら一番安いSkype英会話で良いと思います。

かっこよく喋りたいなら、とにかく発音矯正。しかもセンテンス、会話レベルで。これも、安いSkype英会話で発音中心にやってもらうといいかと思います。かっこよく聞こえるって、英語学習の目標としては一番身近で大切なこと。

ただしビジネス英語なら、発音よりも、プレゼン力や交渉力を。中学英語の復習をしながら、プレゼンの構成を学ぶと速習効果があります。

こんなよもやま話、経験談を学生と語る時間も今年度は少なくなったので、こちらでシェア。固有のサービス名称も出ていますが、私自身の経験や人からの体験談が元になっているだけなので、その点ご了解ください。学生向けなので、できるだけ無料のものを紹介しています。


ちなみに、スマホGoogle Assistantとの英会話練習法は、実際にスマホにロボットの模型をかぶせて、小学校で実践している先生方もいらっしゃいます。子供が英語を話したがるようになったということです。でも飽きられちゃった、とも話していました。そうそう、ずっと使うものではないですよね。帯授業や、導入時に会話で利用し、その後は英語や絵本の読み上げに使うと良いと思います。




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