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仕切り直し企画!「一戸建て住宅の選び方」(不動産ライターの、のりべぇ第41回)

またもぶち抜き企画に加え、仕切り直します!

脱線してしまった企画を、一部書き直しての配信です。

 いやぁ、まさかの棚卸しで、とんでもないことに気づくとは…。実にお恥ずかしい話でございます。いかに無計画に書いていたかが露呈されてしまいました。とはいえ、私個人が私的に配信しておりますもので、時に自分勝手に進行している次第です。とまぁ、言い訳はこの辺にしまして、改めて仕切り直しの配信とさせていただきます。

本企画は「販売or分譲している一戸建て住宅の選び方」です。

 言い換えれば、建設中あるいは完成した一戸建て住宅、建売住宅の選び方ということになります。このあたりの言葉については改めてご紹介するとしまして、毎度のお知らせから始めたいと思います。

のりべぇのコメントは、とっても「甘口」です。

 最近、辛口コメントのコンテンツが多くて、手厳しい内容をよく見かけます。その方がウケがいいんだと思いますけど、私はあくまでも甘口を貫きます。そのため、刺激が足りないと思われる方もいらっしゃるかと思いますが、何卒ご了承のほど…。

本題に入る前に…「すっごく当たり前な話ですが」

 いわゆる「家の選び方系」のお話をしますと、必ず言われるのが「買い時っていつ?」という質問。お気持ちはよ〜くわかります。誰だって、お得に買いたいですものね。ですが、価格が下がるタイミングを待っていると、欲しいものは売れてしまうことが多いんです。ということは、「買える時・買いたい時が買い時」というのが答えになってしまいます。もちろん、買いたくても買えない(経済的な理由など)という方もいらっしゃいますが、条件が揃ったら「エイヤッ!」と、勢いをつけて決断することも大切だったりします。その辺のお話は、この企画の最後の方でまとめようと思います。ですが、先に申し上げてしまいますと「金融機関のローン担当の方や、ファイナンシャルプランナーとよく相談し、その上で決断しましょう」というのが結論です。

ここから本題。仕切り直しなので、お話が一部重複します。

 途中で脱線したとはいえ、軌道修正するのも大変ですから一部お話が重複するかと思います。「それ、前にも呼んだぞ」ということがありますが、そのあたりはどうかご了承のほど。

一戸建て住宅の選び方、第一話「一戸建てにも種類がある?」

 まあ、少々トンチのような話になりそうですが、お家を買おう、という方が選択肢となる「一戸建て」は、以下の種類に分けられます。
 ・新築の一戸建て(いわゆる建て売り)
 ・中古の一戸建て
 ・タウンハウス
 また、こういう選択肢も含まれる方もいらっしゃいます。
  ・まだ家は建っていないが、購入後、新築の一戸建てを建築(いわゆる売り建て)
 では、それぞれの説明を簡単にさせていただきます。
 「新築の一戸建て」は、その名の通りではありますが、必ずしも完成済みのお家だとは限りません。なにせ、建築確認(お家を建てる際、図面や申請書などの書類を指定の期間などに出して審査をしてもらう工程)がおりたら一戸建て住宅としての販売・分譲が可能になります。現地を見に行ったら、まだできてない、なんてこともありますので、すぐに買って住みたい!という方は、物件概要の完成時期・あるいは完成予定時期を確認しましょう。
 「中古の一戸建て」もその名の通りではありますが、新築の一戸建てと異なるのは、当然完成済み、という点です。ですが、意外に思われるかもしれませんが、必ずしも「誰かが住んだ家」とも限らないという点。まあ、ほぼ「誰かが住んだ家」ではありますが、完成し、完了検査という、完成時の検査を通しますと、その検査から1年が経過した時点で「中古住宅」(だけど未入居)となります。こういうケースは稀ですが、それでもゼロというわけではありませんのでご紹介します。
 「タウンハウス」については少し説明が必要でしょう。一時期流行したタイプで、早い話が「長屋スタイルの二階建て住宅」を指します(ごく稀に一階建てがあるかもしれませんが、本当にレア)。近年、このスタイルの住宅は本当に少なくなりましたが、タウンハウスは一戸建てとして広告では区分されます。
 最後に「まだ家は建っていないが、購入後、新築の一戸建てを建築」ですが、箇条書きの通り、売り建てと言われるスタイルです。「えっ?家が建っていないのなら、それは「建築条件付き土地」と何が違うの?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。違いはただ一つ。「建築確認がおりているか否か」。細かい話はあえて、バッサリ端折りますけどね(笑)。
 売り建て最大のメリットは、「お家の構造以外は場合によって変更できる」点。例えば、キッチンをもう少し高いグレードにしたい、というような変更です。もっとも、大抵は「(建築)確認おろしちゃったから、現状のままでお願いしますよ〜」って言われるかもしれません。なぜなら、もうメーカーに発注しちゃったから(笑)。でも、頼めば変更してもらえるかもしれません。もちろん、構造に影響するような変更はできません(まあ、ご相談次第ですけど、費用はそれなりにかかります)。
 このあたりが「一戸建ての種類」です。最後に、建築条件付き土地のお話をしますと、売り建てのところでもお話しした通り。建築する会社など一部制約はありますが、建築確認がおりていませんので、広告上では一戸建てではなく、土地に分類されます。

二階建てだけじゃない!一戸建て住宅の種類・その2

 日本の一戸建て住宅は、圧倒的に二階建てが多いです。土地の広さも限られていますし、実は1坪あたりの建築費が割安だという意外なメリットもあるのですが、もちろん、二階建てばかりではありません。簡単にその種類についてまとめてみます。
 ・平屋(一階建て)
 その名の通り、一階建ての住宅です。近年、高齢者向け住宅としても注目されている建物スタイルです。階段がありませんので、主にお年寄りの室内移動がしやすいのがメリットですが、床面積の分だけ屋根を作る必要があり、意外と割高だったりします(屋根って思いの外、建築費が高いのよ)。
 ・二階建て
 最も多いのがこの二階建て。説明不要ですよね。
 ・三階建て
 都市部を中心に、土地の確保が難しいエリアでは、この三階建て住宅が増えています。木造でも三階建て住宅が建てられるようになり、特に増えたような気がします。
 主な特徴は、一階部分に駐車スペース、ビルトインガレージと居室を設け、二階部分にリビング・ダイニング・キッチンを設けている点。お年寄りには少々住みにくいスタイルですが、都内に一戸建てが欲しい、というファミリーを中心に、普及が増えています。
 ・例外
 これはほぼ中古住宅ですが、鉄骨・鉄筋コンクリート造り、四階建て以上の住居がごく稀に出ることがあります。ただし、よく見ると1階は店舗、2・3階は賃貸住宅として貸している、なんて物件もあり、これを一戸建てと区分するかという問題はあります(投資向け物件や、なぜかマンションなどに含まれてしまうこともあります)。本当にレアなケースではありますが、売主さんが「テナントも入っていないし、今は住居としてしか使えない」となれば、一戸建てとして販売する可能性はあります。こうした物件を選ぶかどうかはあなた次第!蛇足ですが、注文住宅とはいえ、パナソニック ホームズのビューノシリーズのように、土地を活かした多層階の注文住宅もありますから、こうした物件の中古が出る可能性はあります。

次回予告「木造だけじゃないのよ、一戸建ては」

 そんなの当たり前だろ?と思われるでしょうが、一戸建て住宅はもちろん、木造だけではありません。でも、どんな種類があるの?木か鉄の二択じゃないの?と思われた方。もう少し詳しく説明しますね。
 最初の数回は、家選びの前に分類から説明させていただきます。その上で、一戸建て住宅選びのお話をさせていただきますので、もう少しお付き合いくださいね。

 次回もお楽しみに!

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