ロシア原油輸入禁止の余波としての輸送問題と米シェールオイル生産の停滞
4月14日、ニューヨークタイムズ紙はEU当局がロシア産原油の輸入を禁止する計画の草案策定に着手したと報じた。記事によると、輸出禁止は8月から段階的に行なわれるという。このようなやや緩慢なアプローチが検討されているのは、拙速な輸入禁止に慎重な、ロシア依存度の高いドイツやハンガリーといった国々に配慮し、代替供給先を見つけるための猶予期間を確保するためと考えられている。また、当局筋の話として、フランスのマクロン大統領の再選に影響がないように、フランス大統領選が終了する4月24日までは交渉を延期するとしている。
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