ビジョンとミッションとパーパスの整理
自社のビジョンとミッションとパーパスを整理します。
ビジョン
●ある時点において実現していたい具体的な姿のことです。
「今からこれだけ後にはこのような事業を行っていて、こんなお客様がいて、社員はこんな風に働いていて、社会に対してはこんな存在になっている」
という具体的なイメージです。
●桃太郎の話で言うと
「半年後に鬼を退治していて、平和が戻った村の姿」
ですね。
●「業界でNo.1企業になる」「店舗を〇〇店、出店する」というのもビジョンです。
スタンフォード大学のかつてのビジョンは「西海岸のハーバードになる」でした。
●ビジョンは聞く人の目の前にその具体的な景色がありありと浮かんでくるものを言います。
ミッション
●「自分たちの果たすべき使命」です。自分たちの、この組織の存在する理由です。このために日々の活動を続けていくその途中の一時期の姿がビジョンです。
●桃太郎の話で言うと
「二度と鬼に平和を乱されない安全な村にする」
というのが桃太郎のミッションですね。
●多くの会社が創業時に社会をこう変えてやるんだという使命感を持って会社を興しました。会社のアイデンティティともいうものがこのミッションです。
パーパス(Purpose)
●「自分たちは、この組織は、何のために存在しているのか」という問いへの答えです。
●パーパスには、「その組織の価値観」と「社会的な意義」の両方が含まれています。
上のビジョンとミッションには「社会的な意義」が含まれていてもいなくてもかまいませんが、パーパスには「社会的な意義」が絶対に含まれてなくてはなりません。
●この「パーパス」は数年前までぼくは聞いたことがありません。サステナブルが経営のメインテーマになってきたここ数年で一気に普及した言葉じゃないでしょうか。
●自分たちが活動することで、世の中にはどんな良い影響があるのか?
自分たちは世界のどんな課題を解決することで社会の役に立つ存在なのか?
パーパスにはこのような社会性の要素が入っています。
●桃太郎の話で言うと
「犬、サル、キジの仲間たちとも共存する、お互いの違いを認め合った多様性豊かな、誰一人取り残されない社会にする」
でしょうか。
●Wikipediaの「誰もがあらゆる知識を無償で共有できる世界を想像せよ」も社会性のメッセージが強いのでパーパスと言えます。
以上です。お読みいただきありがとうございました!
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