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「フラットな組織。コンセンサスで利益の配当を決める」 ECG グット・プラクティクス20選⑻ B4: 所有と民主的決議

https://web.ecogood.org/media/filer_public/bc/c0/bcc041d5-3bc2-4e7a-8d2e-3896554bda6e/2021-04-07-good-practices-web.pdf

本シリーズでは、ECG(公共善エコノミー)グット・プラクティクスに選ばれている20優良企業・団体を、公共善マトリックスの20項目に沿って、1社づつ紹介。

8つ目は、1982年設立のドイツ・シュトゥットガルト市の造園会社 Blattwerk Gartengestaltung GmbH (ブラットベルク造園有限会社)。フラットな組織で民主的な決議、という設立時からの基本理念を守り続けている。

B4: 所有と民主的決議

階層的でトップダウン型の企業構造が一般的であるなかで、ドイツ・シュトゥットガルト市の造園会社 Blattwerk Gartengestaltung GmbH (ブラットベルク造園有限会社)は、フラットな組織で民主的な決議、という革新的な理念を掲げて1982年に設立された。創設期である1990年代始めまでは、会社の従業員全員がオーナーという構造であった。従業員20人を超える会社に成長した現在では、オーナー(有限責任社員)は6人で、部門や形式的な階層はあるが、他の企業と比べるとかなりフラットな組織構造で(部門長はそれぞれ2人チーム)、分散型で民主的にコンセンサスの原則(75%以上の賛成)に基づいて様々な決議を行っている。会社の利益の配当に関しても、どれだけ会社に残し、有限責任社員、一般従業員にそれぞれどう配分するかを、共同決議している。

https://www.blattwerk-gartengestaltung.de

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世界35カ国、3000以上の企業・団体が参加するECG(公共善エコノミー)運動の主要ツールは「公共善決算」。横軸に人間社会の基本価値4つと縦軸に5つのステークホルダーからなる「公共善マトリックス」で、企業や団体の倫理的・社会的・エコロジカルな経営をホリスティックに評価する。SDGs17目標もすべて含む「公共善決算」を行う企業・公益団体、自治体、教育機関は、世界的な草の根ボトムアップ運動の先導役。

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