大切な基礎!
基礎は大切な部分です。重量のある建物を支える、地面の湿気を防ぐ、虫を防ぐ、熱の損失を防ぐ、という多面的な機能があります。
KANSOモデルハウス1号の「もるくす建築社の美郷アトリエ」では、下から、発泡ガラス砂利(ガラスのリサイクル部材)200mm、EPS180mm、コンクリート300mmという構成です。
この組み合わせで、高い断熱、蓄熱、防水、防虫の機能を実現します。
本当は、元祖KANSOのスイスの建物のように、600mmの発泡ガラス砂利(断熱と防水効果が高い)とその上にコンクリート300mmにしたかったのですが、日本では発泡ガラス砂利がヨーロッパの2-3倍くらいの値段で高価だったため、妥協して化学製品のEPSをしかたなく180mm使いました。
できれば、生産するのに大量のグレーエネルギーを使うセメントが入ったコンクリートもあまり使いたくありません。
kANSOのメンバーで相談していることですが、将来的には、
1) セメントを使わない新しいコンクリート(スイス工科大学で開発しています)の使用や、
2) スクリュー杭式の高床式の基礎(スイスやドイツでは様々な地質で実証事例や製品があります)を使って製材積層パネルの分厚い床
を考えています。
https://www.kanso-bau.com/works.html
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