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「顧客の劣後ローンで環境投資」 ECG グット・プラクティクス20選⑺ B3: 社会的・環境調和的な投資と資金使用

https://web.ecogood.org/media/filer_public/bc/c0/bcc041d5-3bc2-4e7a-8d2e-3896554bda6e/2021-04-07-good-practices-web.pdf

本シリーズでは、ECG(公共善エコノミー)グット・プラクティクスに選ばれている20優良企業・団体を、公共善マトリックスの20項目に沿って、1社づつ紹介。

7つ目は、Grüne Erde GmbH (緑の地球有限会社)という、エコロジカルな家具・インテリア・日用品を製作・販売しているオーストリアの会社。

B3: 社会的・環境調和的な投資と資金使用

創業から40年で、従業員約500人、約6000商品、5740万ユーロの年間売上(2019年)に成長したGrüne Erde GmbH (緑の地球有限会社)。会社は、建物の改修や新築で、太陽光発電パネル、電気自動車インフラ、木質バイオマスボイラー、緑化など、社会・環境の観点を配慮した投資を行っている。その際に必要な外部資金は、できる限り銀行に頼らずに、顧客からの「劣後ローン」でまかない、これにより顧客との信頼関係を強化している。また会社は、利益の5%を、利回りを期待しない公共善のプロジェクトに投資している。

https://www.grueneerde.com

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世界35カ国、3000以上の企業・団体が参加するECG(公共善エコノミー)運動の主要ツールは「公共善決算」。横軸に人間社会の基本価値4つと縦軸に5つのステークホルダーからなる「公共善マトリックス」で、企業や団体の倫理的・社会的・エコロジカルな経営をホリスティックに評価する。SDGs17目標もすべて含む「公共善決算」を行う企業・公益団体、自治体、教育機関は、世界的な草の根ボトムアップ運動の先導役。

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