これから研修をされる方へ。
1.何度目かのお久しぶりです。
お久しぶり過ぎてすみません。仕事の方が立て込んだのと、精神的に書ける状態でもなかったので、こちらの方をお休みさせてにらっていました。
が、そろそろちゃんとしないといけないなって思ったのと、強烈にこちらで書きたいことが思ったことが出てきたので、久しぶりにこちらで今書いている次第です。
一年近く書くことが出来なかったのですが、本当に昨年度はいろいろありました。自分が初めて臨んだポジションで、自分が差配していけるのが性分に合うなぁって思ったのですが、その分、周囲への気配りも必要なんだなぁって言うことも改めて認識しました。
この年齢になっても、学びがあるってのは大切だと思ってますし、常に学びをしていかないと思います。
2.今日の本題。
で、本題なんですけど、今日は研修の話で。
仕事で研修があったのですが、まあ、酷かった。
近年で受けた中で最もって断言してもいいぐらい、むごかった。
何が悪かったかって言えば全部悪かったし、研修を舐めてるとしか言いようのないものだったのですが、単なる悪口では終わらせたくないので、これから研修の講師をされる方に、ここに気を付けてもらえると嬉しいなぁって思って、今回の日記を書いた次第です。
3.研修講師を引き受けた方に知ってて欲しいこと。
最近、研修をしていたら一時流行った「ラーニングピラミッド」の影響か、猫も杓子も「グループワーク」してますよね。敢えて時代に逆らうことを言いますけど、安易にグループワークっていう研修講師を僕は軽蔑します。
特に研修の組み立てとして、この場面でグループワークをするっていう局面なら分かるのですが、とりあえず、グループワークしておいたらいいや、程度で入っているものや昨今、講義だけは寝る人間多くて駄目だからグループワークしておけばいいやっていう感じでしているグループワークは本当に意味がありません。
そもそも、ラーニングピラミッドも体感的には理解できるし、僕も好きですが、批判的な論考もたまに見受けます。あれって、日常学習している中でのパーセンテージだと思うんですよ。個人的には。一緒に机を並べ、日々の学習者の様子を教授する側が観て、教育方法を実践すると定着すると思うんですよね。
研修って、ほぼ知らない相手じゃないですか。あとは普段コミュニケーションをあまりとらない相手ですよね。ほとんどの場合。そこで、やっとけグループワークしても意味ないんだと思ってます。
グループワークって基本的には、少人数でする研修や、多数でする場合でもしっかりアイスブレイクをこなしてからするものであって、僕なんて知らない人と基本的にしゃべりたくない人間にとって、やっとけアイスブレイクは苦痛でしかないです。
二つ目は、自分の発言に説得力を持たせなさいってことです。
例えば講師として発言する中で、「政府系の研修に行ってきて、大切に思ったのは~」とか、「○○と感じたんです」とかって、一見最もらしいことを言ってる感じはしますけど、これってただの感想なんですよね。
講師なんだから、ちょっと前から言われているんじゃないですか。「エビデンス」(証拠、根拠)ってやつを入れないと。あなたの感想を聞きに来たわけじゃないんですよって言うんですよ。
僕自身も人前に立つことがたまにあるのですが、ここはとっても意識しています。
自分の実践をお話しするときは、この実践は法的根拠があるとか、自分の仕事内容はどこと繋がっているから行っていることができるかっていうことを説明すると、ふわっとしていた理解が明確になっていくと思っていて、実際に事後のアンケートでも明確で分かりやすいって感想を頂けています。
勿論、発表の時はしっかり因果関係を明確に論拠を持って説明しないと説得力は出ませんからね。当然のことです。
話が本筋から逸れましたが、研修講師って雑談をしに来たわけではないし、感想だけ聞かされたって大した学びにならないですからね。
三つ目に、レジュメはしっかり作ってください。
引用はあるけど、参考文献の明示がない。感覚だけで書いているから説明が明確でない。そもそも、中身がスカスカ。最近の大学生の卒業論文でもここまでスカスカのレジュメはないなぁって思ってました。
大学の時に、ゼミや卒業論文指導が厳しいゼミに所属していたのもあって、レジュメの作り方はきっちり指導されていて、それが今に生きてるなって思っていて、その影響で、レジュメを見ると発表者自身がお題を理解しているのかしてないのか分かるようになりました。
学習指導案と一緒ですね。あれもレジュメですし。
当然のことですが、参考文献は載せる、引用したら引用箇所は明示する。当然のことなんですよ。それを学んでいませんは講師じゃないです。大学生じゃないんだから。
卒業論文でそれ出来てなかったら失格ですよ。って言いたい。
4.最後に。
まあ、書きながら怒りがこみ上げるなかなかな研修に見舞われました。
僕にとったら当たり前なんですけど、研修の講師をしたことないけど、しないといけなくなった方には、これが参考になればと思って書かせていただいた次第。
僕は定期的に記事を書いていかないと。