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GRⅢと共に台湾に行ってきた(基隆編)

どうもお久しぶりです!気づいたら前回の投稿からだいぶ間が空いてしまいました。Nori-Street本人でございます。まだ生きております!

2月28日~3月21日にかけての約一か月間、3年ぶりに台湾に滞在しましたた。

2020年にGRⅢを買ってからずっと台湾で写真を撮ってみたいと思っていましたがコロナの影響で実現できず。ついに実現の時が来ました。

それではNori-Streetの思い出話と今回はせっかくなので、個人的にオススメするGRで撮る撮影スポットも数回にわけて紹介していきます。

それでは愛用のリコーイメージング株式会社様のGRⅢGW-4GRⅢxと共に振り返りたいと思います。

まだ、名機GRを御存知でない方は是非こちらの映像をどうぞ!


懐かしい台湾の空気

桃園国際空港についた飛行機を降りて感じたのは、やはり懐かしい匂いです。この匂いは台湾特有のにおいです(笑)

バスで台北タイベイ駅へ行こうととしたが、次のバスまで約1時間待ちの為(以前はもっと本数があったような)桃園捷運タオユェン ジェーユン(地下鉄)で向かうことに。

久しぶりに日本ではありえない台湾のかっ飛ばすバスに乗りたかっただけに残念。

桃園捷運これで台北駅を目指します
GRⅢ ISO2500  F4.5  1/160

ホテルにチェックインし自由時間ができたのでさっそくスナップに出かけます。久しぶりに臺北捷運タイベイ ジェーユンに乗りました。

交通系ICカードは、駅の窓口で購入する事もできますが絵柄が1種類程しかない為、オススメはコンビニで買うことです。レジ前に各社交通系ICカード(キーホルダータイプもあり)デザインや種類も豊富なので、是非お気に入りの一枚を選んでみてください。値段は100元(約450円)程度です。
その場でチャージも忘れずに!

捷運中山駅
GRⅢ ISO2000  F2.8 1/80

約4年住んでただけあって、路線図が頭に叩き込まれているので迷うことはなかったですが、車内の案内放送に一部駅限定で日本語が追加され、5言語となり更に長くなったり(笑)、新路線が開通してたりで時代の変化を感じました。


Nori-Streetの原点に返る!

「台北21mm」
GRⅢ+GW-4 ISO400 F10.0  1/400

私がストリートスナップを始めるきっかけが台湾での生活だった為、今回GRで撮る台湾の街や人は約5年前の私と比べ如何なる成長があったのか非常に楽しみでした。

特に楽しみにしていたのはGRⅢ(28mm)とGW-4(21mm)を使った撮影です。GRを買ってからずっと台湾の街を広角レンズでガバッと撮ってみたかったんですよね!ついに3年以上GRⅢだけを使い続けた成果を出す時が来たのです。

何故私がストリートスナップを始めたのか、そして何故GRに拘るのか?という話はこちらからどうぞ!

そして、私が知らない数年の間でどれだけ街が変わったのか、その変化を見るのもまた楽しみでした。


個人的にGRで撮るオススメの場所

基隆

日本時代の旧基隆港合同庁舎
昭和9年に建てられ現在は台湾政府機関の事務所として現役活躍中
GRⅢ+GW-4 ISO320  F8.0 1/250

まずは北部の伝統的な貿易港「基隆」ジーロンです。台北からの移動手は台湾鉄道通称「臺鐵」タイティエ(国鉄)または高速バスが一般的です。料金と時間ですが台北駅から基隆駅まで、台湾鉄道の各駅停車(區間車)で41元(約185円)、特急「自強號」ズーチャンハオで64元(288元)。時間はどちらも45分程です。各駅でも特急でも時間は左程変わりませんが、オススメとしては本数が少ない「自強號」ズーチャンハオに乗って台湾鉄道の駅弁「臺鐵便當」タイティエ ビィエンダンを食べながらの移動です。高速バス(1813主線)も時間は左程変わらず50分程度で料金は57元です。IC乗車券は乗車時と降車時にタッチが必要です。初めてでしたら鉄道で行くことをオススメします。

日本時代の旧日本郵船株式会社基隆支店
こちらは大正4年に建てられ現在は台湾の陽明海運の博物館及びレストランとして現役活躍中
GRⅢ ISO320 F8.0 1/250

なぜ基隆をオススメしたのか

「雨でも昼寝できる人」
GRⅢ ISO200  F8.0  1/320

ではなぜ基隆ジーロンをオススメしたのかというと、「雨の港町」などと呼ばれていて1年のほとんどが雨だからです。GRであれば左手に傘を持って撮影ができますので雨宿りなんて時間を無駄にすることもありません。
皆がカメラをしまった瞬間からがシャッターチャンスです!
そういった単純な理由からオススメしてみましたが、台北タイベイとはまた違った港町独特の景色はGristの欲望を間違いなく刺激してくれると思います!


約5年ぶりに基隆と再会

旧基隆駅1番線ホーム
GRⅢ ISO400 F8.0 1/250

臺鐵タイティエの終点基隆ジーロン駅を降りると直ぐに昔を思い出しました。あの頃と同じく雨が降ってきたからです。ああやっぱり基隆だ。見渡す限り以前と比べ随分ひらけた印象があります。でも街は変わっても天気までは変えられないようです。台北タイベイは晴れていたんですけどね。
以前あった旧駅舎は新駅舎へ渡る歩道として残されていましたが、知らぬうちに解体され、今はひっそりと1番線ホームの屋根だけが残されていました。更にその左側には将来開通する基隆捷運ジーロン ジェーユンの駅舎が既に完成していました。

「Gの字で雨宿り」
GRⅢx ISO800  F8.0  1/400

駅前にある海洋廣場(憩いの場)では、基隆の英語表記「KEELUNG」の字体オブジェがあります。このオブジェの使い方が台湾人らしく、EとGの文字は字体の関係寝転がって雨宿りができる為、人気です。LとUの字は雨に濡れますからね(笑)今回は雨宿りがてら、おばあちゃんが孫の子守をしていると思われる心が温まる日常の瞬間も撮れました。
ちなみに英語表記は「KEELUNG」ですが中国語はジーロンです。日本人がそのままカタカナ読みしてもジーロンで通じるはずです。

「小雨のmoment」
GRⅢ ISO3200  F8.0  1/320

GRと駅付近の散策

「中山陸橋」ゾォンシャンルーチャオ
GRⅢ ISO2500 F4.5  1/125

私のオススメは駅前の道を一駅手前の「三坑」サンカン方面に進むことです。しばらく進むと基隆で有名な撮影スポット「中山陸橋」ゾォンシャンルーチャオが見えてまいります。ポートレートの撮影などで良く出てくる場所です。

「微笑」
GRⅢx ISO640 F8.0 1/125
Voidtokyoにて選ばれました。

台湾の看板や街で見かける広告は店同士の主張合戦からあのような形になったと以前聞いたことがあります。この女性実はマンションの広告です(笑)

「自來街」ヅーライジィエ
GRⅢx ISO400 F8.0 1/125

「三坑」サンカン方面は、歴史を感じるような怪しい雰囲気の店が多く存在しますが、まぁ見たとおり昔の夜の街です。歴史を辿ると「自來街」ヅーライ ジィエは日本時代からそのような街だったそうですが、台湾となった後も基隆港で働く男性の出稼ぎ労働者が多くいた為、その癒しとして発展していったようです。
2010年頃には基隆市がこの文化を活かし3000、4000万元(約1,2億円)を使い台湾版の歌舞伎町を「自來街」ヅーライ ジィエに作ろうとしますが、写真のとおり当然の結果で終わっています。

「自來街の子犬」
GRⅢx ISO400 F8.0 1/125

GRと街を歩く

「港町の商人」
GRⅢ ISO2500 F4.5 1/125
Voidtokyoにて選ばれました。

時間を気にしながら急ぎのスナップでしたが、さっと撮って帰るつもりが撮りたい気持ちが抑えられず、基隆に来てからまだ30分しか経ってないのに500枚以上撮っていました良い事です。ここで紫のリングキャップを紛失・・・地面に落ちていました(笑)

「帰宅ラッシュ前」
GRⅢ ISO1000 F8.0  1/250

碁盤のような道をくまなく入り撮っていきます。いかに自然な状態で日常の台湾を記録していくか、いかに台湾人よりも踏み込んでいくか私の永遠の課題ですね。


基隆第一の観光名基隆所廟口夜市

「店をのぞく二人」
GRⅢ+GW-4 ISO400 F4.0  1/200

基隆を代表する観光名所基隆廟口夜市ジーロン ミャオコォウイエスーでは、基隆の台所と言わんばかりに日が落ちれば人が集まってきます。活気のある店員の声と共に生活感が溢れ、GristであればGRが悲鳴を上げるくらい撮れるのではないでしょうか。

「Have a nice day」
GRⅢ ISO5000 F6.3  1/200

岸田呉服店

「時と国を経て受け継がれるもの」
GRⅢ ISO640 F4.0  1/200

滞在中にすっかり忘れており、もしかしたら撮っていたかもと見返してみたらありました。旧岸田呉服店です。岸田の名の通り現首相である岸田 文雄きしだ ふみお氏の曽祖父が日本時代に呉服店を営んでいた建物です。
左側のビニールシートが被さっている場所は、系列店の喫茶部があった場所です。台湾となった今も一階がパン屋、二階がパスタ屋と現役で使用されているのが嬉しいですね。


GRを使った基隆スナップの感想

「海上警察の巡視船」
GRⅢ+GW-4 ISO200 F8.0  1/320

数年ぶりに訪れた場所で駅前こそ綺麗に広く整備され変化を感じたものの、他は台湾在住時の面影をしっかりと残していました。前半は雨でしたが傘を差しながらでも軽快にスナップを楽しめました。今回GW-4(21mm)の使用が極端に低かったのですが、傘を持ってGW-4の付け替えがでできない関係、自然と使わなかったのかと思います。
今回は2時間程の滞在でしたが、台北とは異なる裏路地も多くGristの皆様はもちろん、台湾旅行ファンの皆様にもオススメできる基隆ジーロンを是非皆様の視点で捉えてみてください。

毎度長文お読みいただきありがとうございました。


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