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素人が金融投資で失敗しないために大切なこと

皆さん、こんにちは。

最近、少しマーケットが荒れ気味ですね。このところ過熱気味であったためただの「調整局面」か、はたまた「終わりの始まり」なのかわかりませんが、このように乱高下している場合、心が穏やかでない方も多いかもしれません。

コロナをきっかけに金融投資に参加した方も多いとも聞きますので、今まで順調に上がり続けていたのに突然下降局面になるとそれはそれで落ち着かなくなってしまいますよね。「今は利確の時なのか」などの考えが頭をよぎるかもしれません。ただ、長期的にみればマーケットの上がり下がりは必ずあるものですので、このような時も「心を乱さないこと」が大切です。

マーケットの主戦場には「機関投資家」さん達がおり、それこそ生き馬の目を抜く戦いを日々されています。彼らが得る情報量や分析能力は非常に長けていますので、短期売買の土俵で彼らと戦う不利さは火を見るよりも明らかです。ですので、素人の我々は彼らと正面切って戦うことは避けなければなりません。いわゆる「弱者の戦略」ですね。強者とは正面切って戦わず、彼らが持っていない武器で戦うことが「弱者が勝つ秘訣」です。

この弱者にあって強者にない武器とはなにか。それが「時間」になります。我々素人は四半期や年次で結果を出す必要がありませんので、慌てて利益を確定する必要もないですし、長い目でみればいくらでも取り返す機会があるということです。ですので、基本的には長期投資がお勧めです。

今のようにマーケットが乱高下している時に強力なコンペティターの機関投資家さん達と同じような行動様式を取ることはまったく理にかなっていません。彼らと同じ行動を取っても資金力も情報力も圧倒的に差がある彼らを出し抜くことはこれまた難しいことです。それをするくらいなら、全く逆な動きをすることのほうが結果的に良い事になることもあるくらいです。

では、今後も来るであろうこのようなマーケットの乱高下時に我々素人がどのようなアクションを取れば良いのでしょうか?

それは「淡々と投資を継続する」ということ

もちろん、長期投資をしている「前提条件」が覆った場合は中止する必要があります。私の場合ですと第三次世界大戦勃発とかですかね。が、それら以外で長期的にみれば取返し可能な事案であれば、今回のコロナも含め投資は継続する方が長期的には資産を増やす可能性が高いと思っています。

私の場合は現在もETFや投資信託は淡々と毎月定額の投資を継続しています。2020年3月時のコロナのように30%程度下落するようでしたら追加投資を検討しますが、それ以外は定期的な投資を続けるのみです。今のように多少下がったくらいであれば、逆に安く購入できたと「しめしめ」と思っているくらいです(笑)。

私は個別株への短期投資を否定しているわけではありません。ただ、個別株でデイトレーダーのような投資スタイルで短期間に資産を築くことはなかなか「再現性」が少ないかなと思っています。もちろん、過去にはマーケットに勝って大きな資産を築いた方もいますが、「その人がその時」だからうまく勝てたということであって、「他の人が他の時」に同じことを実施してもうまくいくことは少ないはずです。あまりにも変数が多すぎます。

また、多くの人が成功した方々の「結果のみ」に注目していますが、その過程で成功するためには人並みはずれた(死に物狂いの)努力をしていることを忘れてはいけません。それこそ一日中デスクの前に張り付きチャートを分析しそれを毎日継続し、マーケットをつぶさに観察した上で大胆な意思決定を行わなければなかなか勝ちにつながりません。

このスタイルを実行すると日々のすべてをマーケットに捧げなければいけません。でも、それだと不労所得になりませんよね(笑)。毎日のん気に過ごすことも難しくなってしまいます。気が向いたときにサーフィンやゴルフに行くことが難しくなっちゃいますし。

ですので、今の私のスタイルからすると個別株の短期売買よりETFや投資信託での長期運用というスタイルに落ち着くことなります。

投資で資産を築くコツは「一度の大きな勝ち≒負け」を求めるのではなく、「小さな勝ちを積み上げていくこと」です。なにせ我々素人は時間を味方にして「複利の効果」を享受できるのですから。


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