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日本以外の国で銀行口座を作ろうとしている方へおすすめの国

皆さん、こんにちは。

以前の投稿で私が日本以外に直接投資しているのがカンボジアになります。

カンボジアという国はASEANに加盟しており、人口は約1600万人で一人当たりのGDPが2000ドルに届かないASEAN諸国の中でも発展途上国に位置する国になります。

なぜ投資先にASEAN諸国かつカンボジアにしたのかはまた別途ご説明させて頂ければと思っていますので、今回は投資先としてのカンボジアの魅力と資産運用について少しご説明出来ればと思っています。

カンボジアと聞いて皆さんが思い浮かべるのは、まずは「アンコールワット」そして、「ポル・ポト派による大虐殺」、あとは「地雷」くらいでしょうか?イメージとしてもアジアの発展途上国のど真ん中という感じかと思っています。

地方は皆さんのイメージ通りなのかもしれませんが、首都プノンペンに限るとだいぶ発展してきています。国のリーダはフンセン首相であり、このような発展途上国によくある「開発独裁」的なリーダシップで大きく国を変容しようとしております。しかも、いろいろなことがあったせいで国民の平均年齢は25歳ぐらいです。(とにかく街には若者しかいない)

このカンボジアでは私はホテルの区分所有に投資しており、現地の銀行で資産運用しておりますので、カンボジアでの資産運用の特徴を踏まえご説明させてください。

流通通貨がUSドルである

カンボジアのローカル通貨は「リエル」というものがあるのですが、実質USドルで大丈夫です。プノンペンのローカルの居酒屋さんに行ってもUSドルは全然OKです(地方はわかりませんが)。流通通貨がUSドルですので、ローカル銀行でUSドルの定期預金も開設可能です。現時点の定期預金利率は「年率5%」で運用可能です。

通常定期預金の利率というのはその国の「経済成長率」+「インフレ率」が基本となりますので、ローカル通貨であれば、5%というのは特別高いわけではありません(お隣のベトナムは8%くらいです)。ただ、なぜだかUSドルで5%なのです。当たり前ですが、USドルなのでカンボジア中央銀行がコントロールできるわけではなく、金融政策は打てません。USドルはどこでもUSドルのはずなのですが…。これもアービトラージの一種かなと思っていますが、どなたかご説明出来る方がいればぜひ、私も教えていただきたいです。

まだ非居住者でもローカル銀行の口座開設が可能

USドルで5%で運用できるといってもワークパーミッドや居住権が必要なわけではありません。完全に「非居住者」の私でも口座開設可能です。ただ、他のASEAN諸国がしてきたように一定国が成長してくると「非居住者」の開設は早晩困難になってくると予想されます。

タイでも以前はOKだったのですが、現時点では非居住者では口座はあけられませんし、ベトナムは確か金利が付かないはずです。(私がもっているタイのビザは口座開設可能です)

キャピタルゲイン課税がない/確定申告が(実質)ない

キャピタルゲイン課税を検討するとしていた2021年のスタートも予想どおり延期されたようです。この辺は「蕎麦屋の出前」と一緒で国際社会の手前やらないとは言えず「やります、やります」としか言えませんからね。租税条約も同じです。カンボジアは租税条約も締結していません。一方シンガポールなんかは租税条約を締結しています。ですので、富裕層の方々の中には「シンガポールに口座を開設するのは税務署に口座を開設するのと同じ」と言っている方もいるくらいです。個人的にはシンガポールは相続税対策等は一定効果ありますが、その他は少し過度に評価されすぎているような気がします。

確定申告も制度自体はあるようですが、実際にはこれは全く運用されていない感じです。(少なくとも現時点では)

というのがカンボジアの現在の投資環境です。

私の場合は不動産投資のインカムゲインをそのままUSドルの定期預金で運用しますので、もう少しリスクを取っている感じです。また、副次的ですが、日本での投資よりはキャピタルゲインも期待しています。(国の成長率が全く違いますので)

もちろん、カンボジアへの投資はカントリーリスクはありますし、銀行のペイオフなどもありません。また、不動産に関してはプレビルドが中心ですので「本当に建つのか」という心配もあります(笑)。全財産をこちらに投資することはお勧めしませんが、なにせUSドルの定期預金で運用できるのは非常に心強いです。

私の周りですと、自分自身が若いころ留学していた人間が「子供にもそのような機会を」と考えている人間が多いようです。今のご時世、学資保険等は雀の涙程度の金利しか付きません。また今後、長期的に円高か円安のどちらに触れるかというと、日本の国際競争力の低下等からなかなか円高に振れる方にかけるのは勇気がいります。

というような理由で、「どうせ留学で外貨が必要なら」ということで教育資金としてこちらを検討しているようです。今5歳くらいの子供がいる方であれば、大学に入るころには教育資金が2倍近くになっているはずなので、ちょうどいいといえばちょうどいいのでしょうね。まあ、その頃までこの条件で運用できるかはわかりませんが…。

私の場合は、日本滞在日数は少なくしていますし、個人の税負担はだいぶ軽減されているので、必要以上に「日本円」をもっておく理由がありません。

日本円を減らしてUSドル建てのポジションを作れるこの投資は、今の私にもマッチしてる投資かなと思っています。


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