サラリーマンの方がアーリーリタイアするための5つのアプローチ【①金融編1/2】
皆さん、こんにちは。
前回の投稿でアーリーリタイアするための5つのアプローチをお話させて頂きました。今回からそちらについてお話していきたいと思っています。
第1回目は金融編です。まずはもっとも手近なご自身の金融資産の現状を理解し、今後の投資や運用に回していく資産配分の最適化を検討していければと思っています。それぞれの取組の詳細(商品等)については他の方の情報がありますので、詳細はそちらに譲らせて頂き、私からは金融投資の枠組みや配分の考え方をご共有できればと思っています。
金融資産については大きく以下の3つのカテゴリで見直してください。
1. 「緊急時Only」現金(預貯金)の確保
まずは現金です。今までの投稿でをご覧になっていただいた方の中には 「ちょっと待て。現金でなく与信をうまく活用しろって言ってたじゃないか」とツッコミを入れたくなる方もいるかもしません(笑)。
確かに与信の活用は大事です。ただ、投資というものは大なり小なりリスクを伴います。必ずうまくいくという保証はありません。想定外のリスクが発生した場合に対応すべく最低限の現金は絶対に必要です。
問題はその現金の「額」になります。日本人は現金が大好きなので必要以上に現金を持ってしまうケースも多いですし、また逆にマーケット環境が良いからと言ってやみくもに投資に回してしまうのもよくありません。そこで手元現金としては以下の金額の確保をまずお奨めいたします。
現金(預貯金)は現在の「1年分の年収」と同額確保を!
こちらの額を多いと感じるか少ないと感じるかでご自身の適正が分かるかと思います。多いと考える方はいろいろ身辺整理が必要です(笑)。
投資というのは一見派手なことのように見えますが、基本は自分自身の航路を守り淡々と進めていく「地味」なものです。正直、1年分の年収の現金が確保できないのでしたら、今後それよりも自己統制を求められる投資をうまくこなすことはなかなか困難です(ギャンブルということであればあり得ますけどね)。
ですので、現在、現金が足りない方は、まずはご自身の自己統制を強化するという意味も込めて期間をきめてチャレンジしてみてください。ちなみにこの現金は万が一の時のためのものなので、基本的には「手を触れない口座」になります。
一旦目標の金額を貯金出来たら、それからあふれる余剰金は投資に回し、資産運用をの推進ギアをさらに上げていくことを目指します(余裕がある方はは現金を貯めながら、次の投資領域にも資産配分もOKです)。
2.リスクを取る「投資」は3つのカテゴリで
次は金融資産のコアな領域の投資です。この投資領域はいろいろな手法があるかと思いますが、基本的には、「複利を最大限効果的に」活用することを軸とします。複利については、かの「アインシュタイン」もこのように言っています。
「複利は人類による最大の発明だ。知っている人は複利で稼ぎ、知らない人は利息を払う」
複利効果を最大化するためとリスク分散のために、リスクを取る投資は 「①長期投資」「②短中期投資」「③現金」の3つに分けて基本的には「1:1:1」の割合で分類・投資をお勧めします。
基本的には自動的に投資口座に回るようにしておいてください。これら3つ全体の投資額は最低「月収の20%」くらいはあてておきたいところです。この中には厚生年金や会社で負担してもらっている確定拠出年金は除いてお考えください。
まずは「①長期投資」です。
こちらは「一定期間利用できない資産」になります。「iDeco」や「個人型の確定拠出型年金」などが当てはまります。リバランスやリスク見直しなどは定期的に行う必要がありますが、基本的には放置プレーです。大事なことは「基本的に淡々と続ける」ことです。こちらの領域は利回りももちろんですが、最優先するのは「安定的な運用」です。ですので、株式一辺倒ではなく、債券や金などバランスよく投資することが重要ですね。今話題の「米国株Only」投資はこちらのカテゴリではリスクがあることをお忘れなく。
次は「②短中期投資」です。
こちらは個別株やETF、投信等になるイメージです。「①長期投資」は利確とかできない商品ですが、これらは「利確も可能な」商品をイメージしています。気を付ける点は必ず「よく知っている企業・商品」を買う事です。投資の基本ですが、理解していないものにお金をだしてはいけません。もし、そのような個別企業等がないようでしたら、ネット証券で口座を開設し、eMAXIS slimやバンガード等を購入しておけば基本大ケガしないはずです(中期投資ってイメージですね、ここで米国株Onlyはありです)。
3つ目は「③現金」です。
「投資の分野なのにまた現金?」と思われる方もいるかもしれませんが、ご説明させてください。ただ、今回の投稿は予定より少し文字数が多くなってしまいましたので、後半は「次回の投稿」にまわさせて頂きますね。
今回の投稿で大事なことは「まずしっかり年収分の現金を確保する」と 「投資にまわせる月収20%分を確保する」ということです。
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