「Jリート」のCMが良く目につくようになって思う事
皆さん、こんにちは。
最近TVのCMで「Jリート」さんのCMをよく目にするようになりましたね。
コマーシャル的にはどうなのかはともかく(笑)、「Jリート」というフレーズ連呼することで社会の認知度を上げようとしているのかなと思いながら見ておりました。政治家の選挙と一緒ですかね(笑)。
私自身はメインの投資が不動産ということもあり、今まではリートにはあまり資産を分散させていなかったのですが、コロナ後に投資額を増やして運用しております。まずはその経緯からご説明させて頂きますね。
2020年前半の予想以上の世界各国の金融緩和
わたしは2020年の3月頃は大きく値下がりした株式市場に全力で資金を投下していました。私としては市場の低迷は半年~1年くらい続くかなと思っておりましたが、その後株式市場は急回復&急上昇。これは日米欧を中心に大規模な金融緩和を行ったためというのは皆さんご存知の通りです。
私としては2020年3月の全力投資の後は少し気を抜いており、2020年は小分けにして投資していこうという戦略を立てていたので、のん気にしていた時に「追加の買い時」を逃してしまったという感じになってしまいました。
もはや私の購入基準では追加投資に見合わない株価になってしまったため、しょーがなく(笑)、他の投資対象を物色しておりました。
そんな時に国際的なリートはまだまだ低迷しており、株価の急上昇に警戒感を増す投資家がヘッジのためになだれ込んでくると予想し、今度はこっちに資産を振り分けたという経緯です。
わたしは基本的に長期投資のスタイルのため、「頭金」を入れた後は毎月定額投資をしていく感じなのですが、それでもこの18か月ほどで40%程度の利回りを計上してくれました。
テンバガーを目指している方には物足りないかと思いますが、長期投資で運用予定の私にはこの先の利回りの「貯金」をさせて頂いた感じです。今後はのんびり追加投資しながら次の買い時に備え運用していく予定です。
現物不動産投資とリートの違いは?
よくある質問で「現物の不動産とリートの違いは」ということを聞かれることがあります。リート派の方からいうと「現物不動産は管理がめんどくさい」「売買が小分けに出来ない」等、現物のデメリットは多く言及されているかと思いますので、ここでは現物の主なメリットをお伝えできればと思っています。
まず1つめは「レバレッジ」です。もしリートを購入しようとしている方が、銀行に行って「リートを購入するから融資してほしい」と言ってきたら、たぶん、窓口さえ突破できません(笑)。銀行員の方からいうと「警備員呼んでください」というレベルです。
ただ、現物の不動産投資について言えば、もちろん与信の程度はありますが、サラリーマンの方でも何倍かのレバレッジが効かせることが可能です。
資産形成するにはやり方はともかく「レバレッジ」をかけずに資産を形成した方は皆無と言ってよいか思います。日々の給与だけでアーリーリタイア出来た方等は一昔前の投資銀行の方々のみです。ただし、彼らも会社のお金を使ってレバレッジはかけていましたが。
2つめは「節税」ですね。リートをいくら購入しようと節税にはなりませんが、現物の不動産は「減価償却」を活用して課税所得の圧縮が可能です。
これは個人と法人では計上出来る内容が異なりますが、どちらにしてもリートでは計上出来ませんので、大きなメリットです。たぶん、個人でいう「所得税と住民税」は驚くほど押さえることが可能です。ただ、固定資産税を別途支払う必要があるため実際の租税公課は少し異なりますが。
「もうはまだなり、まだはもうなり」
つらつらお話してきましたが、皆さんが気になるところは要は、「リートは今が買いのか」という所かなと思っています(笑)。
データから見ると、「コロナ前の水準を超えている株式市場」と「まだそこに到達していないリート市場」でどちらが伸びしろがあるかというと、たぶんリート市場でしょうね。
ただ、以前も少しお話しましたが、「ウォール街の靴磨き」の例えにもあるように現在ではワイドショーやTVに取り上げられたら、私個人は危険信号かなと思っています。
また、私の記憶が確かならば、直近では「仮想通貨の会社のCM」が頻繁にTVで見るようになってしばらくして大きな暴落があったような…苦笑。
「もうはまだなり、まだはもうなり」って格言がマーケットではありますが、結局あとからどちらでも言い訳できる専門家の都合の良い言葉ですので、皆さん投資される場合はくれぐれも自己責任で(笑)。
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