いつの間に、遠くまで来た
いつもいつも、振り返ると遠くまで来てる。歩いてる時は、眺めまわしても距離はわからない。ずっと歩けば向こうの方まで行けるのは知ってる。でもいつ着くかはわからない。ぼちぼち、ぼちぼち足を進める。止まらなければ、そのうち遠くまで行けるから。
振り返って、来し方に驚く。あっという間に過ぎてしまったことに。いつの間に、遠くまで来たことに。
9連休、満喫したつもりだったけど、飲んだくれているうちにあっという間に終わってしまった。今日は外勤パートの仕事始め。別にパートは嫌じゃない、なのにどうして長い連休後の初日はこんなに辛いんでしょ。去年のことなんてついこの前にも随分前にも思えて、脳内がとっ散らかったまま、通常営業再開。また早起きお弁当作りの日々が始まる。こわやこわや。
年越しのあたりから、娘のマフラーを編んでいる。こちらも、編んでる最中はまだこれだけ、まだまだ短い、編んでたら長くなるのは知ってるけど、いつ長くなる?とぼちぼち編んでいた。いつの間に、1メートルを超えてまあまあ長くなっていた。40センチの時、70センチの時もあったはずで、編みながら結構伸ばして眺めたりしてたのに、記憶はあやふや。そんな時あったっけ? 立ち止まらず素通りした景色は目に映ってても見ていない。何回編んでも、いつもそう。
その、通り過ぎる一瞬一瞬をもう少しちゃんと見ておきたい。でもだいたい見そびれたまま、遠くまで行ってしまう。遠くまで行けたから、良しとする? そうしようか、ここまで来たから見える景色を堪能するのも、楽しみ方の一つかもしれないね。
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